SE業界に入ったものの、「どうしても仕事に向いていない」と考え、別の職種に転職しようとしている……そんな方は、必ず一定数いると思います。
とは言え、全く経験のない業界へいきなり飛び込むのは勇気がいりますよね。そもそも採用してもらえるか分からないのですから、不安になるのも当然のことです。
しかし、前職SEという肩書は、全くの異業種であっても評価される点が沢山あるんですよ。
これから転職を考えている人のために、SEのアピールポイントについて、ご紹介していきましょう。
ポイントその1.シンプルにパソコンに強い
今のご時世、パソコンを全く使っていない職場は、かなり少なくなってきています。パソコン技能が必要な職場であっても、SEでもない限りは、本格的なスキルは必要ありません。ワードやエクセルの基本操作ができれば、それだけで評価してくれる企業は沢山あるのです。
「パソコンに強い」という点は、シンプルだからこそ、どこへ行っても評価される強力なアピールポイントになると言えるでしょう。
長時間残業に耐える根性がある
SEの長時間残業は代名詞とも言えるほど、他の業種でも有名な事実です。納期間際のデスマーチの後は、異業種からすると文字通り「桁違い」の残業時間になることも少なくありません。
そんなSE業界にいた、という肩書は、その「根性」を評価してもらいやすいでしょう。
実際、一度でも長時間残業を経験した方であれば、「あの時と比べたら」と思えば、多少の残業なんて気にせずこなすことができそうですよね。
ただし、この点に関しては過剰に期待されてしまうと、多めの残業を要求されてしまいます。面接の際には人事にしっかり残業時間について確認し、無理のない勤務形態にしてもらうようにしましょう。
頭脳派の印象を持ってもらえる
完全デスクワークであるSEは、事務的作業や、ロジカルな仕事を専門に行っています。
仕事の覚えが早そうと思ってもらえればしめたもの。
特にタスク管理やスケジューリングなど、どんな業界でも必要な業務は、SEにとっての得意分野です。大いに期待に応えることができるでしょう。
異業種への転職の際、そういった作業に慣れていることをアピールすれば、多くの仕事を任せられると思ってもらうことができ、採用されやすくなること間違いなしです。
どんな職場でも活躍の場を作れる
昔よりSEの仕事はずっと一般的になり、多くの人が知るところになりました。得意分野やその大変さなども理解されつつあり、就職の面接の際も、どのような仕事を任せられるか、実践的に見てもらうことができるようになったのです。
パソコンは非常に身近なものになった現代、そのスペシャリストであるSEという肩書は、どんな業界でも通用する、力強いものなのです。