どんな職業であろうと、メリット、デメリットは当然ありますよね。例えばSEで言えば、メリットは季節を問わず涼しいデスクワークである点、デメリットは納期に追われる長時間残業などが挙げられます。
それでは他の職業には、どんな優れた点があるのでしょうか?
SEが羨む異業種の特徴について、まとめました。
シフト制の職場は勤務時間をコントロールしやすい
SEにおける最大の問題点は、やはり何と言っても長時間残業です。上司やクライアントの都合に振り回され、勤務時間が不規則になると、通院やライブなどのイベントにもなかなか行けなくなってしまいます。プライベートが自由にならないストレスは、これ以上ないと言っても良いでしょう。
ですがシフト制の職場なら、ある程度は自分の希望を通すことができます。「ここだけは絶対に休みたい」という日は、事前にそういったシフトを申請しておけば良いので、周囲と揉めることが少なく済むのです。
セキュリティ管理などに気を遣う場面が少ない
セキュリティの管理は、SEにとって最も大切な業務の一つです。クライアントの情報は、絶対に死守すべき資産であるため、これを守るために過剰なほどの手順があります。
例えばUSBメモリを使う場合は管理表に記載し、紙の資料は決まった場所に保管しなければならず、定期的なパスワード変更も徹底しなければなりません。
あまりに管理が厳しすぎて、本来の開発業務さえ滞ってしまうケースも存在するほどです。
他の業務でも個人情報の管理は必要ですが、SEほど厳しくはありません。
余計なところに気を遣わず、業務に集中できるという点は、SEにとって羨ましいポイントの一つと言えるでしょう。
目まぐるしく変わる新技術にそれほど影響されない
コンピュータ関連の技術の進歩は凄まじく、スマホやタブレットなどの新技術は、数え上げればキリがありません。それだけ世の中が便利になっているということですが、SEにとっては喜んでばかりもいられない事態です。
スマホが登場した時、タブレットが登場した時、SEはそういった端末への対応を求められました。
手軽でシンプルな便利な端末は、裏を返せばそれだけ画面が小さく、複雑な操作に向いていない、ということでもあるんです。それをクリアするためには大幅な設計の改良が必要となり、多くのSEが汗を流す事態になったのです
他の業種であれば、こうした苦労はほとんどありません。むしろ、新しいプログラムを受け取る側なので、喜んで新技術を受け入れられるのです。
新技術を素直に喜べる立場にいること、それだけでもSEにとっては羨ましい点の一つですよね。
SEにはSEの良いところもある
こうして簡単に並べてみると、SEでいることにメリットなんてないのでは、と思ってしまいそうですが、そんなことはありません。
メリットとデメリットは、常に表裏一体です。
例えば、病気などによる急な欠勤は、SEなら振替出勤などでカバーできます。ですが、シフト制の場合はそうもいきません。予定を自分で決められる代わりに、急な休みの場合は代わりの人員を探さなければならず、かなり不満を言われることになります。
このように、SEにも沢山のメリットがあります。
これから転職しようと考えている方は、一度落ち着いて、それぞれの業種のメリット・デメリットをしっかり考えてみると良いでしょう。