転職をする時に失敗しないように注意したいのは会社選びです。
会社選びで失敗してしまうと新しい会社に不満を持つようになって、短期間でまた転職活動をすることになってしまいます。
転職活動では当然、職歴は少なく前職での経験が長い方が有利ですし、キャリアアップにも繋がりやすくなります。
会社選びで失敗しないための情報収集のポイントをしっかり押さえ、長く働きたいと思えるような企業に絞って転職活動を進めていきましょう。
求人情報をよく読む
求人情報を見ることはその企業との出会いでもありますよね。
情報収集不足で入社してから失敗したという人に多いのが、企業情報やホームページしか見ないでその求人に応募してしまうことです。
だからと言って求人情報やホームページを読まないと、面接で熱意を伝えることはできません。
求人に応募する時には求人情報をよく読んで、自分の転職する時に譲れない条件から外れていないかをまず確認してみてください。
その上でホームページを見て、その企業について更に詳しく知っていきましょう。
注意したいのは労働基準法違反をしている企業が違反がバレないような書き方をしていることもあるという点です。
例えば、残業時間がかなり多いのに実際よりも少なく書いたり、大胆な企業だと始業時間が8時半からなのに9時からと書いてあることもあります。
求人情報を全て信じるのではなく、面接の時に求人と違うところはないかを確認することが大切です。
面接で確認する前に求人情報だけで矛盾点がわかる場合もあるので、求人情報はしっかりと読むようにしましょう。
IR情報を確認する
上場企業の場合、IR情報が公開されているのでこれを活用しましょう。
IR情報とはどのようなものかと言うと、転職活動中の人向けのものではなくて投資家や株主などに向けて書かれた有価証券報告書などが載ったものです。
これにはホームページ上だけではわからない、企業の経営の状態やその企業の中でも業績が良いものと悪いものなどの詳細が書かれています。
その企業の経営状況を知ることは転職をする際にも必要なことで、長く働ける企業家を見極めるためにも大切です。
IR情報にはそれだけでなく、実際にその会社で働いている社員の平均年収までが載っています。
したがって、できるだけ年収をアップさせたいと考えている人は、このIR情報を気にして見ておくと今までより年収が上がるかがわかります。
転職サイトに載っているモデル年収例なども参考になるかもしれませんが、こちらの方が実際の情報として参考になるので覚えておきましょう。
企業の口コミを見る
最近では社員や元社員による企業の口コミを読むこともでき、この口コミがとても参考になります。
口コミには企業から発信された情報だけではわからない、社内の雰囲気や風通しの良さなどの働く時に重視するポイントとなることが書かれています。
もちろん、口コミなので主観で書かれていますし、元社員の場合には辞めたいと思って辞めた可能性が高いのでわざと悪い点のみに触れていることもあるということを把握しておいてください。
口コミは少なければ少ないほど信憑性は低く、多ければそれだけ比較ができてどんな企業かを正しく判断することができます。
企業の規模によっては口コミが全くない場合もありますが、大手なら必ず口コミも多かったり匿名掲示板などにその企業の話題が載っていたりします。
客観的に見てどの情報が正しいかを分析しながら口コミを活用することが大切です。
会社説明会に参加する
調べただけではわからない企業の情報が最も多く集められるのが会社説明会です。
会社説明会はその企業のみで行っているものに参加してみても良いですし、複数の企業が参加する合同説明会を利用するのも良いでしょう。
会社説明会はその企業のことを知る良い機会になると同時に、面接では聞きにくい情報を得ることができる絶好のチャンスでもあります。
面接では人事の人にしか会えないこともありますが、ほとんどの場合は自分が実際に働く場所に近い人が来ていて質問に答えてくれるのも魅力的なことです
まずはその企業のことをしっかりと調べ、疑問に思ったことはまとめておいて会社説明会の質疑応答で聞くようにしてください。
まとめ
転職活動でよくやりがちな失敗は自分が今まで知らなかった企業に応募するのに求人情報だけで判断し、入社してからこんなはずではなかったと感じてしまうことです。
その原因となるのが情報収集がきちんとできていなかったり、情報収集のコツをわかっていないことから起こります。
情報収集は正しいところからできるだけ多くの情報を得ることが大切なので、1社1社を徹底して調べて後悔のない転職ができるように努めましょう!