社会人として勤め始めて数年、理想と現実の差についていけず、転職を考え始めている……こうした悩みを抱える方は、どんな職業の中にもいらっしゃいます。

中でもSEは、長時間残業や営業の無茶ぶりに晒されやすく、挫折する人が多い職種の一つでしょう。

次の勤め先に同じようなデスクワークを望む場合、選択肢は事務や公務員など、様々ありますよね。

今回はその中でも、出版社に転職する場合の大切なポイントについて、ご紹介しましょう。

 

出版社での業務とは?

出版業界に転職する場合、社内SEとしての求人を探すことをお勧めします。

基本的な業務はそれまでと同じ開発業務になりますが、受注業務ではなく、出退勤や編集管理、印税計算など、社内システムの構築の担当になります。

自社のシステムですので納期などのプレッシャーは比較的少なく、落ち着いて仕事に取り組むことができます。

 

出版社でのSEスキルの活かし方

出版社の社員はもちろん文系の方が多いため、タイピングはできるがそれ以外の操作はサッパリ、という人が少なくありません。

そのため元SEからすれば非常に簡単な、例えばエクセル式や簡単なマクロを構築するだけの業務でも、非常に重宝されることになるでしょう。

最もSEスキルを生かすことができるのは、社外にシステム構築を依頼した時です。元SEという肩書きは、要件定義の窓口として活躍しやすく、重要なポジションにつきやすいのも、おすすめポイントの一つです。

 

出版社に転職するためのポイント

転職活動においては、なんと言ってもSEとしてのアピールが重要です。

前職でそれまで担当していたプロジェクトの規模や成果を前面に出し、システム構築に役立つ人材として売り込みましょう。

プログラム面だけでなく、ハードウェアやネットワーク関連など、広く浅い知識を持っておくと、より転職に有利となります。

 

他の業界より企業規模が重要

出版社は「社内SE」というジャンルの中でもオススメの業界ですが、中小企業はできるだけ避けるようにした方が無難です。

その理由は、電子書籍の台頭です。業界そのものが厳しい傾向にあり、企業規模の小さな出版社は、倒産の危険性を無視しきれません。また、その分給料が安かったり、サービス残業を強制されたりと、社内SEであっても非常なブラックな勤務状況になってしまう可能性もあります。

競争率という面では大変になってしまいますが、ワークライフバランスのためにも、将来の安定のためにも、なるべく大企業を選びましょう。

 

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