今は終身雇用の時代ではなく、昔よりずっと
転職に対する敷居の低い風潮が生まれました。転職先も同じ職種ではなく、新たな業種にチャレンジしよう、という方も多いですよね。
ゼロからの再出発は当然大変なものですが、SEの場合、同じ「SE」でありながら違う業界への転職ができるので、比較的ハードルが低い業種と言えるでしょう。
今回はそんなSEの特性を活かし、自動車メーカーに転職する場合のポイントについて、解説します。
自動車メーカーでの業務とは?
自動車メーカーの業務と言えば「車の製造」ですが、製造工程や在庫管理など、コンピュータに依存した業務も多く存在します。
そのため社内SEとなった場合、別の業種と違って「何でも屋」のような扱いになることは稀となります。前職と同じくシステム開発を行ったり、別のシステム会社との仲立ちを行うなど、開発者よりの業務を担当することがほとんどになるでしょう。
自動車メーカーでのSEスキルの活かし方
仕事内容こそ前職と同じ開発者となりますが、メーカーのSEの場合、扱うのはそのメーカーに関わる業務だけになる点が異なります。
一点特化のプロジェクトになるため、業務知識やノウハウをどんどん吸収していくことができるでしょう。自分のスキルがどんどん上がっていく、そんなやりがいを強く感じられることも、自動車メーカーのSEの強みですね。
基本的には開発業務を関わることになるので、前職のスキルは存分に発揮することができますよ。
自動車メーカーに転職するためのポイント
入社後も開発業務を担当する可能性が高いので、業務で扱っているプログラム言語は調べておかなければなりません。自分の得意な言語を扱っているメーカーを狙った方が、就職には当然有利になります。
また、自動車メーカーの多くはグローバルな展開をしていることもポイントですね。英語を話せる人材は非常に優遇されることでしょう。
ただし、英語スキルを理由に海外出張や長期の派遣を命じられることもあるため、それが嫌な場合は、入社時にハッキリ断っておいた方が無難です。
自動車メーカーでは専門知識が必須
どの業界でも言えることですが、自動車メーカーに転職した場合、入社後は専門の技術者として扱われるので、どうしても深い知識が必要になっていきます。
入社の時点で詳しく知っている必要はありませんが、それでも多少なりとも知識があるのとないのでは、大きく違います。
面接を受ける際は、常に勉強していく向上心をアピールし、自動車業界の最新技術など、直近の情報だけでも集めて臨むようにすると非常に好印象となるでしょう。