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出典:https://www.pexels.com/photo/person-answering-test-paper-159353/
システムエンジニアになるためには、資格は必要ありません。もちろん、転職する際も同様です。しかし、資格を持っておくことで転職が有利になることがあります。
多くの人は国家資格を取得する傾向がありますが、転職するときには役に立つベンダー資格を中心にここでは紹介します。
ベンダー資格とは?
ベンダー資格とは、ソフトウェアや機器などを開発したメーカーがその操作方法などを理解しているか把握するために資格にしたもの。わかりやすいもので言えば、マイクロソフトオフィスのエクセルやワードの試験のようなものです。
この資格を持っていると、その製品のスペシャリストであるということが、そのメーカーによって保証されます。資格を取るためには、経験や知識が必要なため、採用担当者からすれば安心するというわけです。
SEにも、このようなベンダー資格がありますので、次で紹介していきます。
SEにおすすめのベンダー資格
オラクルマスター
出典:http://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html
SEはデータベースに触れる機会が多いとは思いますが、オラクルのデータベースの認定試験がオラクルマスター。全部で4種類あり、それぞれシルバー、ゴールド、プラチナ、ブロンズとレベル分けされています。
この中で一番簡単な資格は、ブロンズ。オンライン講座でSQLの基礎について受講すると、資格を取得できます。単純に講座を受けることで取得できるので、誰でも取得できます。転職の履歴書に書くには少し、寂しい資格と言えるでしょう。
もし履歴書に書きたいということであれば、次のレベルであるシルバーを取得しておくといいでしょう。シルバーはテストを受けなければいけません。そのテストを合格しない限り、資格を取得できないので、ブロンズよりも価値があります。
もし会社に資格手当などがあれば、給料アップにもつながる可能性がありますので、転職を希望していなくてもとっておくといいでしょう。試験のレベルはそこまで高くなく、勉強する時間をある程度とれる人であれば、問題ないはずです。
参考:http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=654&get_params=p_id:248
Linux認定試験
出典:http://www.lpi.or.jp/
Linux認定試験は、世界規模で認知されているOS Linuxの試験。試験は大きく分けて、LPICレベル1、LPICレベル2、LPICレベル3の3種類に分けられます。
試験方式は、コンピューターベーステストで筆記試験ではありません。(団体受験用にペーパーテストがある会場もあります)
LPICレベル1の問題は、例えばシステムアーキテクチャーの基本。ハードウェアの選定やLinuxのインストール、パッケージ管理、GNUとUnixのコマンドなど基本的な操作知識が求められます。もし、この辺の知識があるということであれば、受験を検討してみてもいいでしょう。一回の受験費用は、15000円です。適当な気持ちで受けられる金額ではありませんので、受けるときは勉強をしていきましょう。
専用のテキストなども出ていますので、参考に買ってみてもいいかもしれません。
参考:http://www.lpi.or.jp/
シスコ技術者認定
出典:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html
シスコ技術者認定資格は、ネットワークエンジニアを対象とした資格です。ネットワークエンジニアとは、企業の社内ネットワークの構築や保守運用をする人たちのこと。
資格の種類は大きく分けてアソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートの3つ。アソシエイトは、ネットワークの構築や運用、トラブルシューティングなどを試験範囲としています。基礎レベルですので、すでに実務を行なっている人からすれば少し簡単に感じるかもしれません。
もし履歴書に書くのであれば、プロフェッショナルかエキスパートを取得しておくといいでしょう。プロフェッショナルは、シスコ技術者認定の中級レベルとされており、業務で使える知識やスキルを試す内容になっています。また、エキスパートにいたっては、上級レベルとされ、世界中で認知されている資格の1つです。
参考:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html
その他SEの資格
ベンダー資格だけではなく、最低限取得しておいたほうがいい資格があります。それが、情報処理技術者資格。この資格はレベルが4段階にわかれていますが、ITパスポートと呼ばれる一番簡単な資格でも、認知度が高いのが特徴。
30代、40代のベテランSEが持っていたとしても評価されることはありませんが、20代の駆け出しSEは持っておくことで評価が高まることでしょう。もちろん、それ以上のレベルの資格を持っていればさらに評価は高くなるはずです。
また、これからSEに転職を考えている人も、まずはITパスポートの取得を目指してみるといいでしょう。それだけ、SEの基礎的な資格として知られています。
まとめ
SEのベンダー資格についてご紹介してきました。SEになるために資格は必要ありませんが、転職するときには役に立つ資格もあります。
また、基礎的な知識を学ぶことができるのも資格を取得するメリットの1つ。特にベンダー資格にいたっては、世界的な知名度がある資格もあり、海外で仕事をしたいと思っているSEにもちょうどいいでしょう。