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ITエンジニアと聞けば、プログラマやシステムエンジニアを思い浮かべますよね。
しかし、SEと呼ばれる職種は、全部で15種類に分類することができます。
そのため、SEを目指すならどのSEになりたいのかを、明確にしておかなければなりません。
それでは、具体的にSEにはどんな種類があるのでしょうか?
今回はあなたが目指すべきSEを知れるように、全15種類のSEをご紹介していきます。
1.システムエンジニア
システムの設計・開発、テストまでを計画していく職種です。
クライアントとのコミュニケーション、システムの理解力、設計書確認など技術的な知識を持っていなければなりません。
業務内容
クライアントの業務分析
システムの提案・設計・開発・テスト
システムの運用・保守
マニュアル作成
必須資格
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
2.ネットワークエンジニア
ネットワークの設計・構築・運用・保守を行っていく職種です。
データ通信・ネットワークに精通しており、システムエンジニアでスキルを身に付けてから転職する人も多いです。
業務内容
ネットワークの設計・構築
ネットワークの運用・保守
必須資格
Cisco技術者認定試験
ネットワークスペシャリスト試験
3.データベースエンジニア
データベースの設計・構築・運用・保守を行っていく職種です。
データベースに関する知識に精通しており、システムエンジニアでスキルを身に付けてからデータベースエンジニアになる方も多いです。
業務内容
データベースの設計・構築
データベースの運用・保守
データベースの最適化
必須資格
データベーススペシャリスト
ORACLE MASTER
4.サーバエンジニア
サーバシステムの設計・構築・運用・保守を行っていく職種です。
負荷分散・障害対応・セキュリティ対策など、エンジニアの中でもサーバシステムに精通しているSEとなります。
業務内容
サーバの設計・構築
サーバの運用・保守
サーバのセキュリティ対策
必須資格
Linux技術者認定資格
Cisco技術者認定資格
マイクロソフト認定プロフェッショナル
5.Webエンジニア
Webに特化したシステムの設計・開発・運用・保守を行っていく職種です。
Webサイト・Webアプリケーションに精通しているSEとなります。
業務内容
Webシステムの設計・構築
Webシステムの運用・保守
必須資格
なし
6.マークアップエンジニア・フロントエンジニア
マークアップエンジニアは、Webデザイナー・コーダーと呼ばれる職種です。
「HTML」「CSS」を使用し、Webデザインに精通しているSEとなります。
フロントエンジニアは、「jQuery」「Backbone.js」「AngularJS」を利用し、「JavaScript」「PHP」でプログラミングに精通しているSEです。
業務内容
Webサイトのデザイン・実装
PHPの設計・実装
必須資格
ウェブデザイン技能検定
マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー
7.プロジェクトマネージャ
経験を積んだSEがリーダーとして、予算や人員の管理を行う職種です。
エンジニアとしての知識・経験、進捗管理やマネジメントに精通しているSEとなります。
業務内容
プロジェクトのリーダー
必要な人材、資源の調達・管理
必須資格
プロジェクトマネージャ試験
8.プログラマ
設計書に書かれた機能を実装していく職種です。
プログラミングに精通しているSEで、ソフトウェアエンジニア、コーダーと呼ばれます。
使用する言語によって、アプリケーションプログラマ、Webプログラマと呼ばれるSEとなります。
業務内容
設計書に基づく機能の実装
必須資格
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
言語に関する資格
9.制御・組み込みエンジニア
家電製品・産業用製品の設計・開発を行っていく職種です。
家電製品の動作制御はもちろんのこと、スマートフォンのバックライト・電話の仕組みなどに精通しているSEとなります。
業務内容
制御・組み込みソフトウェアの設計・開発
必須資格
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
10.テストエンジニア
完成した製品のテスト・品質管理を行っていく職種です。
システム開発・製品開発後の品質保証に精通したSEとなります。
業務内容
品質テストの分析・設計・実行
必須資格
JSTQB認定テスト技術者
11.フィールドエンジニア
顧客先のサーバ・PC、周辺機器の設置・設定・保守を行っていく職種です。
サービス、カスタマーエンジニア(通称、CE)とも呼ばれており、外回りのトラブル対応に精通したSEとなります。
業務内容
顧客先の製品設置・保守・アフターサポート
必須資格
特になし
12.セールスエンジニア
エンジニアの知識で営業を行っていく職種です。
顧客先で技術面の交渉・調整を行い、システムの提案・販売に精通したSEとなります。
業務内容
顧客と調整・交渉・営業サポート
システム導入の提案・販売
必須資格
特になし
13.サポートエンジニア
顧客が導入したIT製品のサポート対応を行っていく職種です。
電話・メールによる問い合わせから、原因特定・改善を行うことに精通しています。
トラブルが改善されない場合は、顧客先で対応を行っていくSEとなります。
業務内容
電話・メール・現地でのサポート対応
必須資格
特になし
14.社内SE
社内のシステム、ITインフラの構築・管理を行っていく職種です。
顧客先で対応を行うことはありませんが、社内のサポート・管理に精通したSEとなります。
業務内容
社内システムの設計・開発・導入
社内システムの保守・サポート
必須資格
特になし
15.ブリッジSE
国内のプロジェクトチームと国外のエンジニアとのオフショア開発の仲介を行っていく職種です。
テレビ会議・現地で連携を取り、エンジニアとしての技術、語学力に精通したSEとなります。
業務内容
オフショア開発のマネジメント
開発メンバーのサポート
必須資格
TOEIC
各SEの違いを知って、あなたの目指すSEになろう
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SEは企業によってそれぞれ違う業務を任されることがある職種です。
そのため、SEに明確な基準があるわけではありません。
しかし、今回の記事を参考にすれば、各SEのある程度のイメージ掴めるでしょう。
各SEの違いを知って、あなたの目指すSEに挑戦してみてください!