個人情報の保護に対しての意識は、業界を問わずどんどん高まっています。しかしどのような情報が「個人情報」に当てはまるのか、ご存知でしょうか?
その定義は一般にイメージされるより広く、名前や住所のようなものだけではありません。中には意外に思われる情報まで、個人情報として扱われているんですよ。
数多く存在する「個人情報」について、細かい知識を広く浅く、系統別にご紹介していきましょう。

コンタクト情報


コンタクト情報とは、その個人にアクセスできる情報で、細かく分類すると「物理的情報」と「オンライン情報」の二つが挙げられます。
物理的コンタクト情報とは、名前や住所、電話番号、勤務先などの、その個人と直接やりとり出来るようになる情報で、悪用されると大変なことになってしまいます。
それに対しオンラインコンタクト情報は、メールアドレスやホームページのURL、ツイッター名など、ネット上から接触可能な情報を指しています。

ID情報


社員番号、ログインID、マイナンバー、クレジットカードの番号など、個人を代替するアカウント関連の情報を指した分類です。説明不要な、分かりやすくイメージもしやすい個人情報ですね。
掲示板のID情報ならともかく、通販サイトのID情報などが漏れてしまうと金銭トラブルなどにも繋がるので、セキュリティには注意しましょう。

電子履歴データ

個人情報とは、個人を特定する情報だけを指すわけではありません。インターネットの検索ワードや通販の購買記録など、電子履歴データも個人情報として扱います。
その個人が興味のある物や必要としている物などを把握できるので、特にセールスマンなどにとって価値の高い情報と言えます。

個人の特徴

性別や年齢、収入、身体的な特徴も、個人情報として扱われます。
こうした情報が悪用されることは無さそうに思えますが、自分自身にコンプレックスを抱いている人にとっては大問題です。流出してしまうと、精神的な苦痛は計り知れないものになる可能性があります。

趣味、嗜好データ


個人の特徴と同じく、趣味嗜好、好きな食べ物やアーティストなどの情報も、当然個人情報として扱われます。隠れて楽しんでいるマニアックな趣味を持っている人などには、特にこの情報の重要性をご理解いただけるのではないでしょうか。

どんな情報にも価値がある

個人情報の種類についてできるだけ簡単にご紹介しましたが、これで漠然としていたイメージも、ハッキリ見えて来たのでは無いでしょうか。
一見何の害もならなさそうなものでも、悪用したい人は必ず存在します。例えば趣味嗜好のような情報は、訪問販売の人からすれば価値千金の情報ですよね。
どんな情報であっても、流出してしまうと大問題となってしまいます。
個人情報を扱う人は、必ず正しい知識を身につけ、その保護に全力を尽くすようにしましょう。

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