あらゆる業務がシステム化されつつある現代、IT企業は全国各地に星の数ほど存在しています。それらの就業規則や企業風土は千差万別で、中には一風変わった取り組みを行っているところもあり、インターネットでも話題になった企業もありますよね。
今回はそんな面白い企業と、筆者が実際に経験した現場の中から、特に印象に残っている企業をいくつかご紹介しましょう。

ネットで話題を呼んでいた企業の取り組み

・サイボウズ株式会社
自由な「働き方制度」で有名なサイボウズ様では、社員が勤務時間を自由に決めることが出来るそうです。例えば従来通り9時~18時の勤務の他にも、17時退勤をベースにしたり、月に数日は在宅ワークを行うなど、人によって本当に様々です。
働き方改革が叫ばれる現代、その最先端を行く企業として、最近さらに注目を集めているようですね。

・面白法人カヤック
IT企業ではありませんが、「給料はサイコロで決める」のフレーズで有名となった面白法人カヤック様です。
これは基本給の話ではなく、月給×サイコロの目を賞与にプラスαするというもので、「人の評価なんて絶対的なものではない」という信条から生まれたシステムなんだそうです。
これ以外にも「社員全員が人事部」「鎌倉移住手当」などの取り組みもあり、誰もが興味を引く企業となっています。

筆者が経験した企業の取り組み


続いて、筆者が経験してきた現場についてご紹介しましょう。こちらは企業が公開している情報ではないので、社名は伏せさせて頂きます。

・会議室の名前が世界の都市名
とあるプロジェクトに参画した際、現場に行って驚いたのは会議室が「ロンドン」や「シンガポール」などの名前で呼ばれていたことでした。
初めは覚え難く混乱したのですが、話を聞いてみると、何とそれらはその企業の支店がある都市の名前なんだそうです。社員の皆さんに、自分が所属する企業が、どれくらいグローバルに活躍しているのかを実感してもらうための取り組みなんだとか。
自社に対する帰属感を高めるための、素晴らしい方法ですね。

・お菓子の無人販売
池井戸潤の小説「七つの会議」で取り上げられていたのと同じように、お菓子の無人販売所を用意している現場がありました。小さな小物入れにチョコやクッキーなどのお菓子が入っており、欲しい人は一律100円を料金箱に入れる、というものです。
仕事の合間にリフレッシュしたい人にとって非常に有難い、画期的なシステムでした。

特徴がある、ということは

「面白法人カヤック」様が有名になった時、やはり「給与をサイコロで決めるなんて!」という批判が出たそうです。ですがその実態は「サイコロで給与が減る」のではなく「プラスαが貰える」というものであり、社員により良い形で還元するための試みでした。
特徴があるということは、向上心の表れの結果ではないでしょうか。
もしもみなさんが独立し起業するようなことになったら、保守的になるあまり、そうした向上心を忘れないよう心掛けましょう。

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