春は歓迎会、夏はバーベキュー。秋はホームパーティに、冬は忘年会・新年会と、大宴会は一年通していつでも行われます。
日頃のストレスを解消する絶好の機会ですが、だからと言って羽目を外しすぎてはいけません。セキュリティ事故が起こりやすいのは、得てしてそんな時なのです。
楽しい宴会が一転、顔を青ざめさせる現場にならないように、気を付けるべきポイントを学んでおきましょう。
深酒はできるだけ避ける
まずは基本中の基本、あまりに大量の飲酒は厳禁です。アルコールは判断力を鈍らせ、記憶さえ曖昧にすることもあります。もしその状態でスマホや鞄を紛失したら、どこで無くしたのかも思い出せない、最悪のセキュリティ事故に繋がる可能性もあります。
「酒を飲んでいたので」では済まされません。
場合によっては懲戒すらあることを考えて、注意して行動しましょう。
鞄は肌身はなさず持っておく
深酒をせずとも、鞄を手元から離すのは避けましょう。特に新年会や忘年会など、普段顔を合わせない人たちも参加するような大宴会では要注意です。外部の悪意ある人が紛れ込んでも気付かない可能性があるので、入館証などの重要なアイテムを盗まれないよう、気を付けるべきです。
仕事のことを話しすぎない
飲み会の鉄板ネタと言えば、仕事のグチですよね。普段の鬱憤を晴らすいい機会ですが、その内容には常に気を配らなくてはなりません。
うっかり上司やクライアントの悪口、機密情報などを口にして、それが仕事場の人の耳に届いてしまったら、ということを想像してみれば、それがどんなに危険なことなのか、分かるはずです。
飲み会帰りの電車は座らない
楽しい宴会は意外と体力を使うもの。特に仕事帰りの飲み会ならなおさらで、帰るころにはヘトヘトになっていることも少なくないでしょう。
そんな時は電車で座って帰りたいものですが、ぐっと我慢するべきです。居眠りをしてしまい、鞄やスマホを落とし、紛失してしまうというケースは少なくありません。
疲れているな、と思った時こそ、もう一踏ん張りして無事に帰宅を目指しましょう。
会社に預ける選択肢も考慮する
仕事帰りの飲み会には、様々な危険が隠れていることをご理解頂けたでしょうか。特に危ないのは、客先を尋ねた後の親睦会です。仕事の資料を持っている可能性が高く、その上クライアントの誘いではなかなか断りにくいですよね。
そんな時は、一時的に会社に戻り、資料を預ける選択肢を考慮してみましょう。
楽しい宴会を台無しにしないよう、細心の注意を払いつつ、日々の疲れを癒してください。