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就職先としてIT業界を選びたいが、プログラミングがあまり好きではないのでインフラエンジニアを選んだ、という人は案外多いはずです。また、もともと機械いじりが好きでハードには興味があるけど、ソフトにはあまり興味はないという方もいるでしょう。
インフラエンジニアは基本的にあまりプログラミングを行いませんが、それでもシェル等OSに関わるコマンド入力は避けては通れません。そこでこのページでは、シェル嫌いのインフラエンジニアでもシェルを効率よく学べる方法を紹介します。
インフラエンジニアもプログラミングできた方が良い
シェルの学習方法の前に、インフラエンジニアもプログラミングできた方が良いということについて説明します。プログラミングというのはシェルのようなスクリプト言語だけでなく、コンパイラ型の言語もある程度記述できた方が良いでしょう。
特にJavaやPython、Ruby等のオブジェクト指向言語は学習した方が仕事の幅が広がります。その理由としては、インフラ管理がアプリ化し、プログラマーがインフラ管理まで容易にできるようになりつつあるからです。
つまり、インフラのみに特化したインフラエンジニアの需要は下がりつつあります。クラウド化とアプリ化によって物理環境の構築もその後の管理も簡単になれば、インフラエンジニアは従来までのスキルを持てあますことになります。
それは仕方がないのですが、生き残るためには最低でもインフラ周りのアプリに関わる言語の習得は必須です。その第一歩としてシェルはマスターすべきと言えます。
シェルの簡単学習方法
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インフラエンジニアの方のなかにはシェルはシェルスクリプトから直接マニュアルに従って入力し、細かい処理はあらかじめ用意されているバッチファイルに任せている、といった状態の方も多いかもしれません。
基本的にシェルスクリプトからの入力もバッチファイルの作成も記述の流れは同じなのですが、バッチファイルを作成する方が処理が多く記述が長い傾向があるので多少難しいです。
そこで今回は、シェルでバッチファイルを記述する方法を紹介します。バッチファイルが作れれば当然シェルスクリプトからの入力もできます。具体的が学習方法としては以下のようなものがあります。
- 書籍でシェルの基本から応用を学習
- ネット上のサイトや動画で学習
- 書籍等で資格試験の学習
- 実際に作ってみる
以上のような学習方法があります。基本的にはどの方法もおすすめで、やる気があれば資格試験にチャレンジしてみるのもありです。シェルに関する試験はコマンドの意味を問われる問題が多いので、資格を取得すればそれがそのまま実務に役立ちます。
しかし、シェル嫌いという前提であればまずはインターネット上のサイトや動画で学習することをおすすめします。いきなり資格試験の学習に取り掛かったり分厚い書籍を買ってもやる気がなくなる可能性が高いので、まずはインターネットで簡単なシェルの作り方を調べ、その後動画学習等から始めればハードルは低いでしょう。
ドットインストールなどでもシェルの基本を無料で動画公開されているので、一通り見ておくと良いです。シェル嫌いのインフラエンジニアはコマンドを入力したりバッチを記述する作業が面倒に感じるかと思いますが、動画なら受動的に見ていてもやり方がわかるのでぴったりの学習法になります。
動画を見ているだけでシェルの書き方の基本は身に付きますが、そこでやる気が出れば実際に手を動かしてみることをおすすめします。たとえばファイルを削除したり名前を変更するといった物凄く簡単な処理からでも良いので、実際に動かしてみると感覚がつかめます。
あとはよりコマンドを覚えて処理を多くしていくだけなので、シェルを含めスクリプト言語は非常に単純であることがわかるかと思います。基本さえわかっていれば必要なコードはその都度調べることも可能なので、シェルに苦手意識を持つ必要はないかと思います。
最初にコンパイル型のプログラミング言語学習から始めて理解できず、挫折した結果インタープリタ型にもチャレンジしてみる気力がなくなった方もいるかもしれません。そこでシェルのようなインタープリタ型言語から再度学習すれば、これを機にプログラミング全般を勉強し直してみる気が出ることもあるかもしれません。
シェルをきっかけに本格的なプログラミング学習を
以上のように、シェルの学習は簡単です。わざわざ本を買ってすべて覚えようとしなくても、インターネット上にある動画から基本を習得し、少し動かしてみれば基本的なことはわかります。あとはコマンドが変わったり記述の量が増えるだけなので、複雑なことはないでしょう。
基本さえわかっていれば、実行したいコードはその都度調べ、あとは間違いなく記述すればその通りに実行されます。シェルはこの通りなのですが、せっかくなのでシェルの学習を期に他の言語も学習してみることをおすすめします。
上で紹介したドットインストールは幅広い言語学習を無料でできるので、シェルの動画を見終わったらJava等のオブジェクト指向言語の動画も見てみると良いです。ドットインストール以外にもいろいろ動画サイトはあるので、ぜひ検索してみてください。
さすがに本格的なプログラミング言語に関しては動画を見ただけでマスターしたとは言えません。クラスやカプセル化の概念を理解しても、実際のシステムで使うとなると規模が大きくなり、処理も複雑になるからです。
ただし第一歩は動画学習だとスムーズなので、インフラエンジニアにも動画学習から始めて、手を動かしてプログラミングしてみることをおすすめします。