どんな業界、どんな企業の社員でも、毎朝の通勤からは逃れられません。特に地方に住む人は、満員電車で辛い想いをしていることでしょう。
そうなると当然羨ましくなるのが、会社のすぐ傍に住んでいる方たちです。朝はゆっくり起き、ストレスのたまる通勤ラッシュとは無縁の生活。少し考えただけでも憧れてしまいそうですよね。
しかし、だからと言って慌てて引っ越してしまうのは勿体ないですよ。
通勤距離が長いからこそのメリットを、いくつかご紹介しましょう。
定期券で意外なほど多くの駅に行ける
長距離の通勤になればなるほど、ターミナル駅を使うことも多くなります。職場まで色々なルートで行くことが出来るので、その区間の駅なら行き放題になります。休日に出かけてみると、意外なほど交通費がかからなくなり、ビックリすると思いますよ。
アフター5が楽しみになる
帰宅までの道のりが長いということは、色々な場所に行くことができるということです。友人と待ち合わせをして飲みに行くのも良し、穴場のお店を発掘してみるも良し。遊ぶ気になればいくらでも遊ぶことができるんです。
各地のイベントに詳しくなれる
現代の情報収集の場としてインターネットに勝るものはありませんが、駅構内のポスターも、意外と悪くありません。美術館や博物館、ライブやお祭りなど、探してみると沢山のイベントを宣伝しています。
ネットでは自分の好みの記事しか見ないことがほとんどですが、様々なジャンルのイベントに詳しくなれるチャンスとしていかがでしょうか。
読書の時間にもってこい
最近、あまり本を読んでいないなあ……という人は、通勤時間を意識的に読書の時間に割り当ててみるのもオススメです。毎日の通勤時間のうち、30分ずつだけでも読書をすれば、年間に何冊もの本を読むことができるでしょう。定年までそれを続ければ、いつの間にかかなりの読書家になっているかも知れませんね。
忙しい職場でも、終電を理由に帰ることができる
最後にご紹介するメリットは、なかなかトリッキーなものです。SE業界は特に残業が多く、古い体制の職場だとなかなか自由に帰ることができなかったりします。
しかし敢えて遠い職場にすることで、終電を理由に、早めに帰ることができるでしょう。やりたくもない残業をするより、電車の中で読書をするなど方が、ずっと有意義な時間になりますよ。
遠いからこそのメリット5選、いかがでしたでしょうか。これらのメリットは嘘偽りないものではありますが、それでも雨や雪の日、辛い残業の後など、大変な時があることも事実です。また、仕事が楽しくて仕方がない、仕事こそ自分の人生!という人にとっても、メリットとは言い難いかも知れません。
プライベートに重きを置くか、仕事に重きを置くか。
職場の通勤距離をそんな視点で考えてみるのも、仕事を選ぶ基準の一つになるのではないでしょうか。