仕事をしていく上でなるべくなら避けたいのが残業です。

SEと残業は切っても切れない関係だと思っている方も多いはず。

でも、実はSEの中でも残業が少ない業界があるって知っていましたか？

今回はそんな残業が少ない業界についてまとめていきます。

「残業時間を減らしたい」は転職理由のひとつ！

転職理由は人それぞれですが、中でも「残業時間を減らしたい」というのは、転職理由として挙がりやすいといわれています。

そもそも、なぜ残業時間が発生してしまうのか。

それは当たり前のことですが、勤務時間内で作業を終わらせることができないからです。その理由は人手不足であったり、そもそもスケジューリングに問題があったりと様々ではありますが、残業は自身の生活を圧迫しますし、体力の消費も激しいので、なるべくなら避けたいし、できるだけ減らしたいものですよね。

また、通常であれば残業をすればその分の「残業手当」が支給されるのですが、会社によっては「みなし残業制度」を導入していることもあり、残業手当が発生しないという、まさにブラックなケースもあります。

そんな状況から抜け出すために、転職を希望する人が多いのですが、そもそもSEは残業が多い職種だと思われているため、残業を減らすには他業種への転職を考えるという方も多いようです。しかし、SEにも残業が少ないと言われている業界もあるんです。

そこで、次からはSEでも残業が少ない業界をご紹介していきます。

残業が少ないSEの筆頭！社内SE

まず、IT業界の中で残業が少ないといわれて多くの人が思いつくのが「社内SE」です。

社内SEの作業範囲は、企業によって大きく異なるため、一概にどのような作業をするというのは難しいのですが、主に企業内の情報システムの企画・運用などを管理する職種です。

社内SEはなぜ残業が少ないと言われるのか、その理由は他のSEと仕事の特徴が異なるからです。社内SEの場合、よそから案件を依頼されるのではなく、自社のためのシステムを開発・運用していきます。そのため、開発系SEの残業原因である、追加要望の発生や納期に追われることは、あまりありません。

また、社内SEを雇用する企業は、労働環境が整っていることが多いことも、残業が少ないことに関連します。

例えば、ノー残業デーを設けていたり、残業が発生してもその分の手当てはしっかり支払われたり、開発系SEと比べると優遇された環境で仕事ができるのです。

残業が少ないだけではない！社内SEのメリット

社内SEは、残業が少ないだけでなく、やりがいを感じやすいというメリットもあります。

開発系SEの場合、誰のために開発しているのかわかりにくく、どう使われるのか実感が湧きにくいものです。

しかし、社内SEは自分が所属している企業のためのSEなので、相手の顔が見え、自分が属している企業のために開発をしているということが感じやすく、やりがいにつながります。

社内SEのデメリット

ここまで社内SEのメリットについて説明してきましたが、もちろんデメリットもあります。

まず、社内SEは企業内においてシステム関連の便利屋として扱われがちです。例えば、パソコンが動かなくなった、新入社員が来るからセットアップをしてほしい等、パソコンやシステムに関係することであれば、本来は社内SEの出番ではないようなことも、任される可能性が高いのです。

また、自社内で利用しているシステムの保守がメインの場合、開発を行う機会はほとんどありません。

自分で手を動かして開発をしたいという方とっては、やりがいを感じにくいかもしれません。

開発系SEで残業が少ない業界は？

残業を減らしたいけど、自分の手で開発もしたいから、開発系SEがいいという方も多いですよね。しかし、そんな業界はあるのでしょうか。

実は狙い目の業界があるんです。

社内SEよりは残業時間は多くなる可能性は高いですが、自社システムの開発を行っている業界は、比較的残業が少ない傾向にあります。

社外から依頼された条件でシステム開発を行う場合、相手が提示したスケジュールや、要求に合わせる必要があるため、残業が発生してしまいがちですが、自社で開発する場合は、設計から開発、販売までを自社で行うため、B to Bでシステム開発を行うよりも、比較的余裕を持って開発に取り組むことが可能です。

また、社内SEよりも開発に専念することができるので、自らの手で開発を行いたいという方にはおすすめの業界です。

転職を成功させて残業を減らそう！

SEの中でも残業が少ない業界はいかがでしたか？同じSEでも、

業界によって残業時間は様々です。もし、今の職場の残業が多いと感じるのであれば、他の業界に目を向けてみるのもいいかもしれませんね。残業時間が増えれば増えるほど、自分の時間が無くなります。残業手当でお金を手にするのもいいですが、充実した仕事以外の時間を過ごせるように、転職で残業を減らしてみてはいかがでしょうか。