最近、私物のパソコンを持っている人が少なくなってきている傾向にある、という事実をご存じでしょうか? スマートフォンの性能が格段に向上したことで、「パソコンは不要、スマホで十分」と考える人が多くなってきたのだそうです。
確かにその意見も最もではあるのですが、やはりSEにとっては自宅にパソコンがないと不便です。WordやExcelで会社に提出する書類を作成したり、プログラムの勉強をするための環境構築にも必須です。
では、SEにとって必要なパソコンとは、どんなものになるのでしょうか? 初心者向けのオススメの選び方を解説します。
必要スペックはどのくらいか?
PCの必要なスペックについては、いくつかの項目に分けて解説していきましょう
・OSについて
セキュリティ対策のために、基本的には最新バージョンを選んでおいた方が良いでしょう。ただし公開直後のOSは不具合がある可能性もあるため、発売してから一年程度は待っていた方が無難です。
・ハードディスク容量
仕事用と考えるのであれば、システムファイルを除き、自由に使える分が少なくとも300GB程度は欲しいところです。多いと思われるかも知れませんが、意外とそんなことはありません。例えばVisualStudioの場合、全機能をインストールすると、50GB以上のサイズになってしまいます。外付けハードディスクを購入する、という手もありますが、最初から多めに用意しておいた方が安く済むでしょう。
・メモリ、CPU
OS、ハードディスク容量に注意して置けば、その他のスペックは余り問いません。少なくとも最新ネットゲームでもやらない限り、今のパソコンはどれも十分以上の性能を備えていますので、気にする必要がないのです。
デスクトップとノート、どちらが良い?
スペック以上に頭を悩ませるのが、デスクトップとノートパソコン、どちらが良いか? という点ですよね。これに関しては好きなものを選んで頂いて構いません。前述の通り、今のパソコンは例えノートパソコンでも非常にハイスペックであるため、予算や仕様環境に都合の良いものを買いましょう。
ただし、あまりにも小さいノートを選んでしまうと、画面の小ささが逆に使いづらくなってしまいますので、その点だけはご注意ください。
購入場所はどこが良い?
購入場所の選択肢として、電気店やネット通販などが挙げられます。どこがオススメというのは、自分の知識量によって変わります。
例えば「ソフトウェア側は分かるが、PCのハード面はよく分からない」という人は、大手の電気店に行くのがオススメです。前章で述べたような必要スペックを伝えれば、ベストなPCを選んでくれます。
逆にある程度の知識を持ち、自分で選べるという方は、ネットで探すのがオススメです。この場合は、大手電気店よりも、パソコン通販の専門サイトか、メーカーの公式サイトで探すのが良いでしょう。
筆者独自の考えを述べるのであれば、安さを追求するならドスパラ、性能で選ぶならMicrosoft、コストパフォーマンスを優先するのであれば、HPやLenovoがオススメです。
目的を考えて購入しよう
今回ご紹介したのは、あくまで仕事のためフル活用する場合の買い方です。自宅でコーディングまではしないという方は、もっと最低限のスペックで構いませんし、プライベートでゲームや動画編集にも使いたいという方は、グラフィックボードにも拘った方が良いでしょう。
どんなものであれ、パソコンは決して安いとは言えない買い物です。面倒くさがらずにしっかりと調べ、満足のいくものを探しましょう。