技術職であるSEは、日々の仕事の中でどんどん成長していきます。
しかしそれを日常生活の中で活かす機会は、なかなかありませんよね。鍛えに鍛えたそのスキルを、ただ眠らせておくのは、何とも勿体ない話だとは思いませんか?
スマホやパソコンなど、身近な場所までコンピューターに囲まれている現代社会、SEスキルを活躍させる場は、アイデア次第でいくらでも作れます。
筆者オススメのSEスキルの活用術について、ご紹介しましょう。
Excelを使って高品質の家計簿作成
SEにとって、Excelほど資料作成に必須のツールは他にありません。
特に便利なのが、表上で自動計算してくれるExcel関数ですが、長く仕事を続けていると、SUMやAVARAGEなどの基本式だけではなく、IF文やVLOOKUPなどの複雑な計算式や、VBAを利用したマクロも扱えるようになってきます。
そうした知識をフルに使い、家計簿などを作ってみるのはいかがでしょうか。下手にネットで公開されているフリーソフトを使うより、自分好みで使いやすいソフトに仕上げることができますよ。
職場で使われている便利ツールの導入
仕事の場では、様々なガジェットに出会うことができます。
例えば安価で持ち運びが楽な高機能のプロジェクタ、ワイヤレスHDMI、電子メモノートなど、普段の生活をしていてはなかなかお目にかかれないツールに触れることがあります。
珍しいツールを見つけた時は、「オフィス用品」だと思考停止してしまわず、自宅で使える場はないか考えてみましょう。
例えばプロジェクタを個人で買えば、自宅の壁を使い大スクリーンで映画を見ることも可能です。
Googleスプレッドシートのフル活用
Excelの有効活用に近い所がありますが、Googleスプレッドシートもフル活用することも考えてみましょう。Excelとの最大の違いにして最高のメリットは、「スプレッドシートはクラウド上で家族と共有できる」という点です。
例えば買い物メモをスプレッドシートで作れば、手分けして効率的に日常雑貨を購入することもできます。アイデア次第でいくらでも活躍の場が広がるので、一度検討してみてください。
必要に応じたプログラムを自作
自宅で良くパソコンを使う人にオススメなのが、この活用法です。
筆者の場合、撮った写真をスマホからパソコンに取り込み、NASにバックアップする、という作業を良く行っているのですが、これを手作業でやるのはなかなか面倒です。
そこで考えたのが、「スマホ ⇒ パソコン ⇒ NAS」への同期プログラムでした。
全ての写真をコピー&ペーストしていた無駄な時間がかかり過ぎるため、予め同期前後のファイル名を比較し、新たに増えたファイルだけをコピーする、という機能です。結果として、そのまま全コピーする時の5分の1まで処理時間を減らすことができました。
プライベートでまでプログラミングなんて、と思われるかも知れませんが、自分のために作るプログラムと言うのは、なかなか楽しいものですよ。
コンピューターに対する強さ、イコール現代社会への強さ
SEという仕事の強みは、何と言ってもコンピューターへの適応力の高さです。IoTがどんどん進んでいる現代では、それはそのまま社会への適応力の高さと言っても過言ではありません。
日々スキルアップに邁進し、プライベートにも還元するよう目指していきましょう。