転職活動において、会社を選ぶポイントは人によって様々です。給料を重視する人もいれば、会社の業績を見る人もいるでしょう。
また、「設立年を見る」というのも一つのポイントです。古い会社ならそれだけ基盤がしっかりしているということですし、新しい会社であれば、同僚のライバルが少なく、出世競争に有利という利点があります。

ですがこれらのメリットは、立場を逆に考えると、互いのデメリットと同義でもありますよね。古い会社での出世競争は困難を極めますし、新しい会社では業務基盤に不安があります。

それぞれのメリットはあるものの、どちらも選びにくい……という方のために、もう一つ、「古い会社の、新しい支社の初期メンバーになる」という、第三の選択肢をご紹介しましょう。

どのようなメリット・デメリットがあるのか、簡単に解説します。

 

新支社初期メンバーになるメリット

どんな大会社でも、新しい支社ができたからと言って、すぐに何十人も採用するわけではありません。大抵の場合は本社から二、三人の管理職を出向させ、数名の中途・新入社員を入れるところからスタートします。

メンバーの全員が初対面、かつ少人数からのスタートですので、派閥などの面倒な人間関係は一切ありません。とにかく距離を縮めやすいため、以下のようなメリットが挙げられます。

  • チームの結束を高めやすい
  • 管理者ポジションの空きが多く、出世しやすい
  • 上司に意見を言いやすい

特に注目したいのは、2番目に挙げた「出世しやすい」というポイントです。

新支社では業績に合わせてどんどん新しい社員を採用していきますので、すぐに管理職が不足することになります。そこをうまく狙うことができれば、入社して1・2年で出世することも夢ではありません。

 

新支社初期メンバーになるデメリット

逆に、新支社の初期メンバーだからこそのデメリットも存在します。まずはそのデメリットについて、箇条書きで挙げてみましょう。

  • 事務手続きが不安定
  • 運営ルールが増えていくばかりで面倒
  • 年上の後輩が多くなる

 

事務も運営ルールも、人数差などの理由から、本社のやり方をそのまま使うことは殆どできません。従業員が増えるに従ってやりかたを模索しなければならず、運用ルールをどんどん改定していくことになるのです。

また、新支社では新入社員よりも、即戦力となる中途採用を積極的に行う傾向があります。ある程度の経験を重ねた人が増えるため、必然的に年上の後輩が増えていくことになります。年功序列を気にしてしまう方にとってはネックとなりますね。

 

自分の理想を追求しよう

今回ご紹介したのは、古参の会社で安定した道を辿るか、新進気鋭のベンチャーでどんどん出世するか、という問いに対する第三の選択肢です。

どの選択肢にもそれぞれのメリット・デメリットがありますので、「理想の未来」を想像し、自分に最も合う道をじっくりと選んでみましょう。

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