契約社員や特定派遣、あるいは派遣形態で働く方々にとって、プロジェクトの異動は日常茶飯事です。次の現場を決める際は、アサイン先の上司と面談することになりますが、必要とされるスキルは絶対に確認しなければなりません。
万が一、全く知らない分野の仕事にあてがわれてしまったとしたら、散々な結果になるのは目に見えていますよね。
そんなことにならないために、予め面談で確認すべきポイントについておさらいしておきましょう。
開発言語やOSは?
まず尋ねなければならないのは基本中の基本、プログラムの開発言語です。この時、言語は曖昧な名称ではなく、正確に聞き出しましょう。アサイン後に「必要なのはC#だと思ったら実はC++だった」と発覚しても手遅れです。
また、OSやデータベース、開発ツールについても聞いておくと、スムーズにプロジェクトに参加することができるでしょう。
勤務地はどこか?
家からの距離や最寄り駅など、通勤に関する情報も重要なポイントです。通勤時間は毎日費やさなければなりませんので、長く務める現場ほど、その負担は重くのし掛かってきます。
特に注意しなければならないのは、「面談している場所と勤務地は同じか」という点です。面談をした事務所が駅近で喜んでいたのに、実際の勤務地はバスで何十分もかかる場所だった、というケースも良く聞く話ですので注意しましょう。
英語スキルは必要か?
意外とこちらから聞かないと教えてもらえないのが、英語に関するスキルです。海外の企業にサポートメールを送ったり、開発ツールのマニュアルが英語だったり、SEは何かと英語に関わる機会の多い職業ですが、実用会話レベルで堪能な人はそうそういないでしょう。
もしも要件定義やクレームのフィードバック対応までしなければならないような職場の場合は、無理せずこちらから辞退した方が良いかも知れません。
インフラ系知識は必要か?
特に新規のプロジェクトで注意しなければならないのが、インフラ構築まで求められているのか、という点です。大抵の場合は専門チームが組まれますが、稀にサーバの用意や回線の設置まで開発チームの担当になる場合があります。
自社内での作業ならまだしも、ユーザが管理するサーバに対しての作業も求められる場合、非常に重い責任を課せられることになってしまいます。
自分のスキルを発揮できる職場を選ぶ
常にプロジェクトを渡り歩く契約社員や特定派遣、派遣契約の場合、現場での評価はそのまま自社の評価に繋がります。もしも低い評価をつけられてしまったら、それ以降、その現場に呼ばれなくなってしまうことでしょう。
そうならないためには、自分のキャパシティの限界を越えないようにすることが重要ですが、「自分が出来ることしか引き受けない」というのも、スキルアップの面ではマイナスです。
スキルアップとキャリアアップ、その両方を目指し、バランス良くこなせる仕事を探すようにしましょう。