筆者は前の職場でSEとして8年勤めましたが、その間、多くの方が退職しました。

辞めていった人のうち、およそ7割は別の会社のSEとして転職しましたが、残り3割の人は、全く違う異業種を選び、働いています。

未だSEを続けている我が身からすると、どんな仕事環境になるのか、全く想像がつきません。

そんな彼らの語る”あるある小話”について、調べてみました。

 

意外と経験無しでも雇ってもらえる

新しい職場、新しい業種となると、それまでの経験が生かせない、ゼロからのスタートになってしまいます。転職を躊躇う人の多くが、この理由で足を踏み出せずにいるのではないでしょうか。

しかし意外なことに、経験なしでも雇ってくれる企業は少なくないそうです。

業務知識の必要性にもよりますが、「SE=長時間残業」というイメージが根強くあるため、体力や気力、根性といったものを期待されることが多いのだそうです。

 

ロクにプログラムを知らない上司に悪気なく無茶振りされる

非常に多いのがこのケースだそうです。

ITとは無縁だった会社がシステムに乗り出す時、真っ先に声をかけられるのはSEからの転職者であることは間違いありません。この時恐ろしいのは、「上司にコンピュータの知識がない」という一点です。

「ちょっとこうするだけだから。楽勝でしょ?」

物凄く気軽に言う上司ほど、業務のシステム化がどれだけ大変か理解していません。非常に難しいことだと理解してもらうのには、多大な労力が必要になるでしょう。

 

マクロの便利さを理解してもらえない

特に事務系の仕事に多いのがこの問題です。

データ入力や整理にエクセルが使われることは多いと思いますが、古い企業の場合、力技でデータを大量に手入力するところもあるそうです。

そんな業務のために、ボタン一つでデータを取り込む、便利なプログラムを作ったとしましょう。

しかし、コンピュータに拒否反応を持つ上司が一人いると、「よく分からんことをするな」の一言で、その機能を使うことを禁止されてしまうのです。

結果、非常に非効率な仕事を強制されることもあるそうで……。

友人の中には、それでもこっそり自分だけマクロを使って仕事をする人もいらっしゃいました。

皆が口を揃えて言う言葉は

転職先の業務によって、それぞれの苦労は必ずありますが、少なくとも筆者の周りは誰もが口を揃えて「SEよりは断然良い!」と言っています。

異業種への転職を選ぶ人は、皆、SEという仕事にうんざりして辞めていった方ばかりです。

プログラムの開発から遠ざかるだけで、とにかく前向きに仕事ができるのだそうです。

違う職種の仕事に就いても、全く働けないということは絶対にありません。

SEという仕事に嫌気が差している方は、勇気をもって、別の職種を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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