多くのタスクをこなさなければならないプロジェクトにおいて、スケジュール管理は非常に重要な仕事です。一つ一つが僅かな遅れだったとしても、いくつも積み重なれば、取り返しの着かない事態を招いてしまうことでしょう。
それを防ぐには、個人レベルでしっかりしたスケジュール意識を持たなければなりません。予定通りにタスクを終わらせるためのコツを、いくつかご紹介しましょう。

タスクを一覧化してそれぞれの工数を計る

プロジェクト単位のスケジュールはリーダーが管理していますが、開発タスクの詳細な進捗は、担当者個人に任されていることがほとんどですよね。
しか2日~3日程度の短納期のタスクならともかく、1ヶ月超にも及ぶタスクの場合、闇雲に進めていても、どの程度進捗が進んでいるかなんて、自分でも把握し切れなくなってしまいます。
そうした場合は、自分のタスクの工数を細かく見積もるのがオススメです。理想はモジュール単位での切り分けですが、あまりに細かく区切ってしまうと見積もりに時間をとられてしまうため、「検索処理:4時間」「グリッド定義設定:2時間」など、機能単位で見積もると良いでしょう。
そのタスク表を日々消し込んでいけば、自分の進捗率を把握することができますよ。

マルチタスクはなるべく避ける

マルチタスクはいわゆる「デキる人」の代名詞とも呼ぶべき能力ですが、決して効率のいいものではありません。どうしたって集中力は落ちてしまいますし、ミスが増え、不要な工数をかけてしまうのがオチでしょう。
どうしても同時に行わなければならない作業が出来てしまったら、あらかじめそれぞれの作業時間を決め、集中力を切らさないよう工夫してこなすべきです。

ギブアップのタイミングを見切る


「どうやって実装すれば良いか分からない難しい要件」というものは、SEなら誰もが一度は経験していることでしょう。そんな時、初めから周囲の人に尋ねるのはご法度ですが、だからと言って長々と調査し続け、納期を遅らせるのは論外です。
仕事を円滑に進めるためには、ある程度のところで見切りをつけなければなりません。「これ以上調べても答えが出そうにない」というポイントを早めに見切りをつけ、代案を考えたり、誰かに質問を投げることが、スケジュールを守るための心がけです。

最善の方法とは

ここまでいくつかのコツをご紹介しましたが、最善の方法は、やはり何と言っても「早め早めの仕事をする」ことです。今日出来ることはその日のうちにやり、納期の8割程度の予定で終わらせることを心掛ければ、多少のトラブルがあってもスケジュールを破ることはありません。
余裕を持って仕事をすること、SEに限らず、それが最も優れた仕事の進め方ではないでしょうか。

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