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SEがIターン転職をするときには、様々な理由があります。
「都会でSEに就職したけれど、自然豊かな地方で働きたい」
「SEとして自分のやりたい事をやって、地方の企業を活性化させたい」
都会で働いた方がメリットは多いですが、地方で働かなければいけないこともあるでしょう。
「地方を盛り上がらせたい」「自分らしく働きたい」「両親の介護のため」
どの理由も転職を決めるにあたって、真剣に考えた上で選んだ理由のはず。
しかし、Iターン転職を失敗させないためにも、Iターン転職で注意すべきポイントがあります。
せっかくのIターン転職なら、後悔しないように注意すべきポイントを押さえていきましょう。
地方の企業は都会と比べると待遇が悪い
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どうしても都会の企業と比べると、地方の企業は収入が減ってしまうことがデメリットです。
都会の企業で働いていたときには、手取りは30万円もらえていたのに、地方でバリバリ働いても手取りが15万円なんてことは良くある話です。
また、収入が少ないのに労働時間が長いことも考えられます。
毎日残業が続いているのに、サービス残業をしなければならない・・・。
もちろん都会でも同じような企業は少なくありませんが、収入が高いことがポイントになります。
都会に比べると地方の待遇が悪いと感じてしまうのは、労働に対する収入が少ないからでしょう。
さらに、地方の企業にSEとして転職した場合には、SEとは関係のない仕事をさせられる可能性も。
PCや周辺機器、Web関係の問題などは、「わからないからやっておいて」と言われることがあるかもしれません。
そんな企業が多いというわけではないですが、都会と比べると地方の企業は、専門の担当者を置かないことがあります。
そのため、あなたのスキルとは関係のない仕事を行う場合はあるでしょう。
そうならないためには、ちゃんとSEとして雇ってくれる企業を調べておくことがポイント。
収入・労働時間についても、事前に企業の情報を調べておき、大手の企業を探すことが大切です。
キャリアアップに繋がりにくい
Iターン転職で地方に行く場合は、都会の企業より専門性の強い仕事が少なくなります。
SEとして大手企業に転職できれば良いですが、中小企業に転職した場合には、IT業界の最先端で働くことは難しいでしょう。
Iターン転職をしたものの、待遇の悪さから都会に戻ろうとしても、IT業界で戦い抜けるスキルが身に付いていないかも知れません。
また、Iターン転職は企業にマイナスイメージを与えてしまうことも。
「仕事の忙しさから地方に逃げたのだろう」「都会から地方に行って何を学んだの?」と思われる可能性もあります。
もちろん企業によっては、Iターン転職の理由を聞いて、「いろんなことに挑戦してきたのは良いことだ」と思ってくれる企業はあるでしょう。
しかし、そう思ってくれる企業は少ないですし、Iターン転職はキャリアアップに繋がりにくいことは事実です。
そのため、Iターン転職を行うときは大手企業を選択することも大事ですが、専門性の強い企業を選ぶこともポイント。
都会に負けない専門性を持った企業は、地方の企業にはありますので、そういった企業にIターン転職をしましょう。
また、地方は都会と比べるとSEの需要は高くなっています。
都会に比べると企業の数や選択肢は少ないのですが、SEとして働いている人も少ないです。
事前に企業の業績や特徴を調べた上で、スキルアップに繋がるIターン転職できる企業もあります。さらに、都会だと着実にスキルを身に付けて参加するようなプロジェクトに、若い年代で携われる可能性はあります。
あえて、Iターン転職でスキルやキャリアを積むことも考えておくと、効果的なIターン転職ができておすすめです。
広い視野を持ってSE以外の転職を考える
どれだけ転職先の企業を調べてみても、あなたの条件にぴったりと合う企業がない可能性はあります。
そんな時には、SEの経験を活かせる転職を考えるのも一つの手。
例えば、地方企業なら社内SEを狙うのが効果的です。
IT業界からは遠ざかってしまいますが、SEの経験を活かして仕事を行えるのは魅力的です。
社内SEは取引先と仕事を行うのではなく、社内で働いている人のために、効率良く業務を行えるような環境作りが仕事となります。
SEとしてのやりがいは感じられないかも知れませんが、社内システムの運用はもちろんのこと、IT機器やシステムの保守・管理に携われますよ。
また、どんな企業の社内SEに転職するかで業務は大きく異なります。
PC・Web関連に強い専門職がいない企業の場合、ちょっとしたトラブルでも仕事を任せられるようになるでしょう。
例えば、パソコンが起動しない・マウスが壊れたなど、周辺機器の管理も社内SEの仕事となります。ホームページやSNSの管理も任されることが多いので、万能に対応できるスキルが必要となる可能性も。
社内SEなら地方の企業でも、あらゆる企業にIターン転職ができることになりますよね?
IT業界でSEとして働いていきたいならあまりおすすめできませんが、選択肢の一つとして考えておいた方が良いでしょう。
Iターン転職は将来のことを考えて行おう
様々な理由によってIターン転職を行うことになりますが、将来のことを考えてIターン転職を行った方が良いでしょう。
SEとして都会より地方に行くメリットはあるのか、将来都会へ戻るためのキャリアアップに繋がるのかなど、多くのことを考えることが大切です。
どうしてもSEとして条件の良くない企業しかないのなら、広い視野を持ってSE以外の転職を考えることも一つの手ですよ。
事前に転職先の企業を調べるのはもちろんのこと、その企業に入ることであなたの道がどう繋がっていくのかを意識していきましょう。