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ITゼネコンの特に下請けは長時間労働、低賃金が問題になりがちで、せっかくスキルアップしても仕事が増えるだけで賃金が一向に上がらない、新卒とたいして変わらない、といったことが多々あります。

たとえ嫌でも次に取るべき行動がわからずにそのまま現状を続けてしまうことはよくありますが、このままでは嫌だ、まずい、と思うのであれば行動に移した方が良いでしょう。そこで、「ITゼネコンがもう嫌だ!」を思ったときに取るべき行動について解説します。

まずは自己分析&市場分析

まず最初にすべきことは、自己分析と市場分析です。どちらかというと、市場分析の方が重要かもしれません。なぜなら、市場分析できないと次に自分が取るべき行動は絶対にわからないからです。

市場に合わせて自分を変えていくことはできますが、自分に合わせて市場を変化させることは極めて困難です。ビルゲイツやスティーブジョブスは自分の信念を貫いて市場になかったものを生み出していますが、それでも市場分析を行い、既存のものを参考に、それらを組み合わせる作業も踏まえて新たなものを生み出しています。

つまり、イノベーションを起こす人でも市場分析は必須なのです。ましてや普通に職探しを行うのであれば、市場動向を把握したうえで行動しないと路頭に迷ってしまうことでしょう。

おそらく何も考えずに仕事を辞めても最終的にはなんとかなるかもしれませんが、その過程で必要以上に苦労することになります。金銭的に生活できなくなる、離職期間に何をやっていたのか面接で聞かれる、といった問題が生じるので、なるべくなら辞める前に市場分析と自己分析を行いましょう。

ちなみに、市場分析は求人、技術動向、フリーランスになる場合は受託案件にどのようなものがあるか、といったことを確認しておくと良いです。分析した市場動向を踏まえて、自分のスキルや趣向を考えると良いでしょう。

先に自己分析を行っても良いのですが、市場価値のない部分や今後仕事をするうえで関係ない部分を深掘りしてもあまり意味がありません。自分探し等抽象的な意味合いでは価値があるのかもしれませんが、ビジネスとしての次のステップを考えるのであれば、市場を見据えたうえで自己分析することをおすすめします。

足りない部分を補うorすぐに行動


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自己分析と市場分析が完了したら、自ずと選択肢も見えてくるでしょう。たとえば転職するのであれば、その企業に必要なスキル要件を満たしている必要があります。すでにスキル要件を満たしているのであればすぐに応募すれば良いですし、スキル不足の場合まずは勉強が必要です。

辞めたいほど嫌な企業に在籍しながら勉強までするのは大変ですが、今だけの辛抱と思って学習に取り組めば集中力もアップすることでしょう。このまま嫌な企業に在籍し続けることに比べれば、一時的に大変な方が良いかと思います。

転職ではなくフリーランスを目指す場合も同様で、そのまま個人で案件受託できそうなら会社を辞めても問題ないでしょう。逆に受託できなさそうな場合は、しばらくは会社員を続けながら勉強を進める必要があります。

ちなみに、そもそも案件をどのように受託すればわからない、市場分析と言ってもどうすれば良いかわからない、という場合その方法から調べれば問題ありません。転職できる企業もニーズの高いスキルも受託できる案件もすべてネットで検索できるので、調べるべき項目をまずは調べてまとめたら、一つ一つ検索してリサーチしていけば問題ありません。

調査を進めていけば新たな視点が増え、自分にとってメリットのある情報とそうでない情報を取捨選択できるようになっていくでしょう。

「我慢して続けるべき」という意見は正しいのか

会社を辞めようとする際、もしかすると「ここで続かないならどこに行っても同じだ」「まずは石のうえにも三年」といったことを言われるかもしれません。立場上離職を防ぐためにこのようなことを言っている人もいれば、本心でそのように言っている人もいるかと思います。

上記の意見が間違いというわけではありませんが、問題はそこに根拠があるかどうかです。たとえば、「転職先でもフリーランスでもWeb開発のスキルが必要で、今のスキルだとどこに行っても通用しない。もう少しこの会社で勉強するべきだ。」「プログラミングスキルや業務スキル含め、市場動向と照らし合わせると後三年この会社で勉強を続けた方が良い。」などの主張であればまだ合理性がある、ということです。

なので、辞めるべきか続けるべきかは必ず根拠付きで考えることをおすすめします。技術不足でどこに行っても通用しないと思うのであれば今の会社に残って勉強した方が良いですし、そうでないなら転職やフリーランス化を検討すれば良いわけです。

逆に言えば、無理に会社に残って仕事を続けても、転職やフリーランス化に必要なスキルが身に付いていなければ当然次の行動に移れません。ただただ我慢して続けるのではなく、続けるのであれば今後の動きを見据えて必要なスキルを身に付けるべきでしょう。

また「短期離職すると印象が悪くなる」という意見は一理あります。しかしこれについても各企業の人事の考え方や離職理由次第です。気になるのであればそこについてもリサーチし、特定の企業の情報が気になるのであれば直接問い合わせてみると良いでしょう。

今の会社を辞めるにしても続けるにしても、今後の目標やステップを明確化したうえで自分に足りないものを補い、具体的な行動に移していくことをおすすめします。

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