コンピューターの世界では次々に新しいセキュリティソフトが公開されますが、ウイルスもまた日々進化し、新たなセキュリティホールを突こうと狙ってきています。

もしパソコンのセキュリティを全く更新せずにいたら、気づいた時には手遅れなほどの、セキュリティ事故を起こしているかも知れません。

それを防ぐために必要なのは、事前の十分な知識です。パソコンにはどのようなセキュリティ対策を実施しておくべきか、確認してみましょう。

 

ウイルス対策を万全にしておく

どの現場でも例外なく、ウイルスセキュリティソフトは既定のものが定めてられているはずです。まずはそのソフトをインストールし、以下のポイントをについて、チェックしておきましょう。

定期的なウイルスチェック

時間指定で定期ウイルスチェックを行い、感染時にはアラートを出せるようにしておくと、すぐに気づくことができます。

 

受領データへのウイルスチェック

メールやインターネット、記録媒体から受領したデータは必ずウイルスチェックを行いましょう。もし悪意のあるウイルスだったとしても、事前に防ぐことが出来ます。

OSやセキュリティソフトのアップデート

セキュリティホールを改善するべく、OSやセキュリティソフトは常にアップデートを公開しています。常に最新版へとアップデートしておくことで、ウイルスからの備えを万全にすることができます。

 

勝手にコンピュータの設定を変更しない

貸与されたパソコンの設定を勝手に変えると、思わぬところからの情報流出や、ウイルスの感染に繋がる危険があります。以下のような設定変更を行う場合は、必ず管理者の許可を取ってからにしましょう。

システム設定

スクリーンセーバーやスリープ時間、電源の設定、アカウントの追加など、どんな小さなものでも、システム設定の変更は行ってはいけません。

 

インターネットからのダウンロードソフト

フリーソフトや有償ソフトを問わず、新しくソフトを入れることは厳禁です。

 

外部ネットワークへのアクセス

Gmailに代表されるような外部メールや、ヤフーなどのアカウントへのログインなど、プライベートな情報へのアクセスも勝手に行うべきではないでしょう。

 

パスワードやパソコンのロック設定

不正なアクセスを防ぐために、パスワードやロック機能の設定は必須です。特に以下の点に注意すると、セキュリティ強度を高めることが出来るでしょう。

メールソフトのパスワード機能

使用しているメールソフトによっては、送信メールにパスワードを設定することが可能です。これによって、怪しいメールとのやりとりを未然に防ぐことが可能です。

離席時の画面ロック

盗み見を防止するために、例えわずかな時間でも離席するときは、パソコンをロック状態にするよう気を付けましょう。

パスワードの管理方法

設定したパスワードは紙に書き写さず、必ず覚えていられるキーワードを設定するようにしましょう。どうしても何かに書き記す場合は、第三者が見てもそうと分からないよう、書き方に工夫することをおすすめします。

 

「やり過ぎ」こそあるべき姿

悪意のあるウイルス、不正アクセスは日々進化を遂げているため、「対策をやり過ぎる」ということはありません。

常に過剰なほど警戒することで、ようやくセキュリティ事故の可能性を下げることが出来るのです。

現場で定められたルールが「ここまでやる必要があるのだろうか」と感じても、それを決めるのはセキュリティ管理者です。

「やり過ぎ」によって損することはありませんので、多少面倒であろうとも、必ずセキュリティ対策は行うようにしましょう。

 

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