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世の中には、転職に「成功するSE」と「失敗するSE」がいます。多くの人は転職した後に「こんはずではなかった」「前職に戻りたい」など後悔の念を抱くことがほとんどです。

 

しかし、転職を成功させるSEがいるのも事実です。実は、転職に失敗するかどうかは、転職を始める時点にすでに決まっています。

 

今回は、転職に失敗するSEの特徴と対策をご紹介します。転職前には是非参考にしてみてください。

 

転職のおける失敗とは?

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そもそも人によって何を失敗とするか異なります。実際に失敗したと思った人は次のように思っているそうです。

 

「入社して1ヶ月。思っていたより残業も多く、雰囲気も殺伐しているので自分には合わない。試用期間の3ヶ月中に退職するつもり。」

 

「年収は上がったけど、それ以上に仕事が増えてしまった。趣味の時間がなくなり、すぐにでも辞めたい」

 

「残業代が固定給に含まれていることを知らなかった」

 

ここから、転職に成功するかどうかは、「給料」「仕事量」「職場の雰囲気」の条件のミスマッチをなくすことが大事だということがわかります。つまり、理想と現実のギャップが転職を失敗だと感じる原因になっているのです。

 

では、なぜ、このようなギャップが生まれるのでしょうか。転職に失敗するSEに共通している特徴を3つご紹介します。

 

<h2>特徴1.転職条件を決めずに転職活動をする人</h2>

本来は、転職活動を始める前に、給料、労働時間、自宅からの距離など条件をある程度明確にしておく必要があります。一方、条件がはっきりとしていないと、転職先で条件の違いに苦悩するどころか、転職先が見つからずいつまでたっても転職活動が終わりません。

 

また、SEの場合、インフラエンジニアやWeb系エンジニア、アプリ系エンジニアで求められるスキルが異なります。同じ業界に転職するのであれば問題はありませんが、違うジャンルや業界に転職するのであれば求められるスキルが異なります。これは、SEであるご自身が一番よくわかっているはずです。異業種へ転職する場合やキャリアップする場合は、スキルも条件になるということを意識しておきましょう。

 

特徴2.給料・会社規模で選んでしまう

給料や勤務時間など条件をはっきりとさせることが大切とお伝えしますが、それはあくまでも条件であり、必ずそれに従わなければいけないわけではありません。

 

時々、「とにかく給料がいい会社で働きたい」「大企業で働きたい」という声を聞きますが、転職失敗の危険信号です。特にSEの場合、下請け企業を退職して社内SEや大手SIerに転職を希望する人も多いはずです。しかし、大企業に転職すれば、幸せかというとそうでもありません。

 

実は、給料や会社規模に固執する人は、条件がはっきりと見えていないことが多く、ある種のステータスとも言える「高所得」「大企業」に飛びついてしまう傾向があります。そうすると、高所得でも激務で帰る時間もなかったり、大企業だけど昇進ができずスキルもつかなかったりと、思ってもいなかったデメリットに直面することになります。

 

例えば、現職でプログラミングなどの現場仕事に満足しながらも、高い給料を求めて転職をするケースがあります。もちろん、キャリアップに転職は有効的ですが、転職先の仕事内容をなんとなく把握しただけで、高い給料につられて転職すると後で痛い目を見ます。

 

さらにそういう人は、何度も同じことを繰り返すので最終的にはSEとしてのスキルがつかないどころか、転職先がなかなか見つけられなくなります。

 

転職をする際には、給料や会社規模に固執するのではなく、「どんな仕事がしたいのか」など詳細な条件を設定するようにしましょう。

 

特徴3.そもそも仕事の探し方が間違っている

最後の特徴は、転職先の探し方が間違っている人です。初めて転職をする人もいると思うので、転職先の探し方を簡単に説明すると、以下の方法があります。

 

  • クライアントから引き抜き
  • ハローワーク
  • 転職サイト

この中でもハローワークだけを使っている人は、希望にあった転職先が見つからないだけではなく、転職してもすぐに退職してしまう可能性があります。

企業側にとって、ハローワークは無料で求人を掲載できる掲示板のようなものです。小さな企業や地元の人を採用したいという会社が積極的に利用していますが、仲介に立ってマッチングをしてくれる人がいないため、転職してから理想と現実の違いに気づく人も少なくありません。

 

SEが転職を成功させるには転職サイト

ここまで転職に失敗するSEの特徴をご紹介してきました。条件を決めずに転職活動をする人、給料や会社規模で選んでしまう人は、転職が成功する可能性が低いと思ったほうがいいでしょう。

 

しかし、転職サイトを使えば話は別です。転職サイトとは、企業がお金を払って求人を掲載しているサイトで、言わば有料の掲示板です。求職者は無料で登録でき、費用は一切かからないだけではなく、転職エージェントが一人ひとりにつき、条件や希望をヒアリングしてくれます。その内容に基づいて、求人を紹介してくれるため、「転職条件の整理」と「高いマッチング」が可能になるのです。

 

特に、転職エージェントは企業を何度も訪問しているため、会社の雰囲気や実態を知っています。普通ならホームページや求人情報からしか会社の顔は見えませんが、転職サイトを使えば、エージェントを通して、企業の実態を知ることができます。転職をする人の中には、転職サイトを使わない人もいますが、人生のかかった転職活動には様々な選択肢を持っておいたほうがいいでしょう。

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