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SEの転職活動を成功させる上で、履歴書の重要性について考えたことはありますか?履歴書は、企業と求職者が初めて関わりを持つ場です。ここで魅力を感じてもらえるかどうかで、その後の面接、そして採用に大きく影響します。

 

それがSEから異業種への転職となればなおさらです。履歴書の基本的な書き方はもちろんですが、異業種に転職する際には志望動機や自己PRの書き方に特に注意する必要があります。もし、必要な情報やスキルの見せ方を間違えれば、面接へ進む道は限りなく狭くなります。

 

そこで、今回はSEから異業種に転職を考えている人へ向けて、履歴書の注意点をご紹介します。ポイントを知っているだけで、会いたいと思わせる履歴書を書けるようになりますよ。

 

そもそもSEから異業種へ転職できるのか?

 

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異業種へ転職するというと、特別な転職だと思ってしまうかもしれませんが、今の時代そんなことはありません。SEもSIerだけでなく、メディア、金融、医療、メーカー、商社、流通、小売、建設など様々な業界に門戸が開かれています。最近では、アメリカの金融会社JPモルガンがテクノロジー拠点を3倍にしていくと発表しています。(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-20/OOON706K50XU01

 

このように、SEの需要は様々な業界に広がっており、SIer以外も視野に入れることができます。そんな時代だからこそ、履歴書への配慮が欠かせません。採用担当者は、そこまでITに詳しくない人かもしれませんし、そもそもIT部門がこれから新設される企業も多いでしょう。だからこそ、異業種の人にもわかりやすい履歴書を相手目線で書く必要があります。

 

履歴書の志望動機は相手目線で書く

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履歴書を書く際、まず志望動機を明確にする場合があります。「なぜ転職するのか」「なぜ異業種なのか」この質問に対する回答は必ず用意しておきましょう。「なぜ転職するのか」に対する答えは常識を外れていなければ問題ありませんが、「なぜ異業種へ転職するのか」に対しては回答に気を付けなければいけません。

 

SEが異業種に転職する場合、製造、金融、医療などで社内SEを目指すことになります。ベンダー側で働いているSEの方からすると、社内SEのほうが、ライフワークバランスを取りやすいというイメージがあるのではないでしょうか?確かに、社内SEは社内のIT全般を取り扱い、システムの構築よりも管理や発注の仕事が多くなり、その分働く環境がよくなる可能性も高いと言えます。

 

しかし、そのことを志望動機にしてはいけません。なぜなら、その会社も働く環境が整っているとは入社してみないとわからないからです。そこで、なぜその業界に興味があるのかを中心に話を進めると、相手の心に響く志望動機ができます。

 

例えば、医療であれば「ITを使って人々の生活を豊かにしたい」「もともと、医療にも興味があって、ITを通して医療に関わりたい」など言うことができます。メーカーに入る際にも、ものづくりに焦点を当てた言い方をすると相手も理解がしやすいと言えます。

 

このように、SEが転職する際には、「自分目線」ではなく「相手目線」で志望動機を書く必要があります。確かに、社内SEヘ転職する人が、ワークライフバランスを求めていることは事実ですが、一番の志望動機にしてはいけません。履歴書は書けることが限られているので、読み手に響く動機を書きましょう。

 

自己PRは経験の活かし方をわかりやすく

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そしてもう一つ重要なのが、自己PR。この書き方で、すべてが決まると言っても過言ではありません。履歴書のゴールは、企業の採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせることですが、自己PRがその役割をほとんど担っています。

 

会ってみたいと思わせる自己PRに最低限書くべきことは、次の2つ。

  • スキル
  • 採用するメリット

たったのこの2つだけです。ただ、意外と多いのがスキルにフォーカスを当てすぎて、自分の経験やスキルしか書いていないパターン。正直、それでは相手が理解できないどころか、全く魅力が伝わっていません。

 

せっかく今までSEとして磨いてきたスキルがあるなら、そのスキルを使って企業にどのように貢献できるかまで書きましょう。例えば、次のような自己PRが企業の目に止まります。

 

「ソフトウェアだけではなくハードウェアにも詳しいので、御社の様々なITの課題に対処できます」

 

「ソフトウェアの開発だけでなく、ネットワーク・セキュリティの知識もありますので、企業のインフラ整備まで見ることができます」

 

あくまで端的に書いていますが、スキルと採用した場合のメリットが書かれているのがわかるのではないでしょうか?長文にする際には、スキルや経験を詳しく書くことで、より説得力が増します。一番気を付けなければいけないのが、自分の書きたいことしか書いていない状態です。相手は、プロのSEではなく採用担当者です。ITの知識がない人でも、わかりやすい文章を書くにようにしましょう。

 

こんな自分じゃ、転職は無理だと最初からあきらめないで

SEの転職のチャンスは年々増加しています。世界中でSE不足と言われているほどです。

だから、「自分なんて転職できない」と諦めないで、転職活動をしてみてください。

あなたを必要としている会社は他にもたくさんあります。まずは、転職サイトへの登録をして、どのような業界にチャンスがあるのか見てみることをおすすめします。

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