SE業界の給料について、あまり高いとは言い切れないところがあるのではないでしょうか。ブラック会社も横行しているこの業界では、結局は会社によってピンキリではありますが、それでも一定の傾向を見ることはできます。少しでも高級取りになれるように、SEの給料が高い業界ランキングについて、リクナビNEXT調べ上位5位までをご紹介しましょう。

第5位、化学・石油・セメントメーカーなど

給与が高い業界ランキング、第5位となったのは、化学や石油、セメントなど、素材系のメーカーです。開発や分析などのシステムに関わるため、日常ではあまり馴染みのないシステムに感じてしまうことが難点かも知れません。
大学でそういった分野を学んでいた人にとって、知識を生かせる絶好の業界ではないでしょうか。

第4位、商社系

上位4位となったのは、商社系を担当する業界です。特定の品物に特化したシステムの開発や運用、保守などを任せられることが多く、特定業務のスペシャリストになることを求められる業界です。既存システムのリプレイス案件などもあるため、カスタマイズを求められることも多く、多忙になり易いのがデメリットです。
多彩な案件より一つに絞って働きたい、という人におすすめの業界です。

第3位、総合電機メーカー

第3位にランクインしたのは、総合電機メーカーです。電機メーカー系SEは顧客から得た案件を受注する上流工程を担当することが多く、その分高給になり易い傾向があります。場合によってはほとんどプログラムに関わらず、要件定義や顧客調整などの管理側の仕事しかしないケースもあるそうです。
上流工程を担当したい方にはピッタリの業界ですね。

第2位、専門コンサル系

高給ランキング第2位となったのは、専門コンサル系でした。業務知識とIT知識、どちらも高いレベルで持つ必要があり、チームワークも求められる、非常に難易度の高い職種です。重要なポジションですので、当然、それに見合う給与となるわけですね。
望んですぐに入れる業界ではありませんが、挑戦し甲斐のある業界です。

第1位、金融・保険系


堂々の第1位に輝いたのは、やはり金融・保険系のSEです。銀行や保険会社、証券会社などの企業が要求するシステムは、何より迅速さと正確さを求めています。その難易度の高さ、日常生活を占める重要さからすれば、その分高給になるのも納得の結果と言えるでしょう。
細かいバグも見逃さない集中力と、仕事に対する責任感を兼ね備えた方におすすめの業界です。

勤め先は「働きやすさ」で決めよう

こうしてランキング形式で見てみると、金融系は別格として、メーカー系が強い傾向があるようですね。しかし、激務で身体を壊してしまったり、自分にあまりに合わない業界だったりしては、いくら年収が高くとも、仕事を長続きさせることは難しいでしょう。
給与の多寡に囚われすぎず、自分が働きやすい職場を選ぶことが一番かも知れません。

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