SEとブラック企業は切っても切れない関係にあり、現在進行形で苦しんでいる人は大勢いらっしゃると思います。
そんな時は思い切って転職するのがオススメですが、だからと言って求人に書かれていることを鵜呑みにしてしまい、慌てて退職してはいけません。給料が良くても福利厚生が厳しい、あるいは給料そのものに裏のカラクリがあるなど、押さえておきたいポイントは沢山あるのです。
今回は、そんな事前に知っておきたい労働条件について、その一例をご紹介しましょう。

昇給制度はどうなっているのか?


求人情報に月給が記載されているのはどの企業でも当然のことですが、昇給制度についても書いている企業はあまりありません。高給なのは入社時だけで、その後の昇給が少なければ、5年後、10年後には泣きを見ることになってしまいます。
毎年の定期昇給がどれくらいなのか、あるいは職位や勤続年数によるテーブル制なのかなど、予め給与形態を確認しておき、将来のことも見据えて企業を選びましょう。

賞与、退職金の算出方法は?

賞与や退職金の計算は、大抵の場合、基本給からの倍率で算出します。この場合厄介なのは、基準となるのはあくまで「基本給」であり「月給」ではないということです。
仮に月給が30万円だったとして、職位給や各種手当の額が大半を占めていたらどうなるでしょうか? 基本給の割合が少なければ、賞与や退職金の額は、それに比例して減ってしまい、思ったほどの額になりません。
ブラック企業はこういった手当で嵩増しして賃金を減らそうとしてくるので、注意しておいてください。

休暇制度の詳細は?

年間休日や休暇制度などの福利厚生は、求人募集している企業にとってアピールポイントの一つですが、その詳細まで記載している企業は少ないことでしょう。
例えば忌引き休暇一つとっても、実父母、配偶者、親戚の場合で、企業によって何日の休めるかが違います。また、結婚時の特別休暇なども「勤続〇年以上」といった取得条件があるかもしれませんので、予め調べておきたいところです。

女性の労働条件は?

この記事を読んでいらっしゃるのが女性の方であれば、さらに他にも注意しなければならない点があります。
古い企業の中には、未だに男尊女卑がまかり通っていたり、育休や産休などの制度がない、あるいはあっても取得しにくいなど、眉をしかめるようなところもいくらでもあります。
面接では女性の管理者がどのくらいいるかなど、職場の雰囲気や実態を教えてもらうよう、意識しておくと良いでしょう。

幅広い情報収集が大切

どれだけ熱心に求人を探しても、載せられていないであろう情報は山ほどあります。ですがせっかく転職するのであれば、少しでも条件が良いところを選びたいですよね。
企業の裏の裏まで調べるのは肉体的にも精神的にも非常に疲れる作業ですが、満足のいく未来を勝ち取るためにも、今回挙げたようなポイントは欠かさず調べておきましょう。

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