毎年四月には、誇らしげにオフィスの扉を潜り、元気一杯に挨拶する新入社員の方々の姿が見えますよね。
晴れやかなその笑顔は、会社を盛り立てていく同僚として、心強い気迫を感じさせてくれることでしょう。
ですが、どれだけやる気があったとしても、彼らは経験不足の未熟者であることは否めません。
社会人としては考えられない非常識な行動をされ、眉をひそめてしまうこともあるのではないでしょうか。
今回は、そんなつい「イラッ」としてしまうありがちな行動について、まとめました。特にこれから就職する新入社員の方は、必見です。
「イラッ」度 ★★★☆☆ メモを取らずに覚えようとする
新社会人の方々は、「メモをとること」を過小評価しているケースが多いですよね。
仕事は個人のためではなく、組織のために行うものですので、どんな細かい指示であろうと、逐一メモするほどの慎重が求められます。
「イラッ」度 ★★☆☆☆ 日々のメール確認が遅い
毎日のメールチェックするのは、社会人としての常識です。
社内とだけやり取りする新人時代ならそれほど問題にはなりませんが、クライアントとメールをするようになっても同じでは大問題ですので、早めにメールチェックの習慣をつけさせましょう。
「イラッ」度 ★★★☆☆ ケアレスミスが多い
優秀さをアピールしようとする新人にありがちなのが、スピードを優先するあまり、肝心の仕事内容が雑になってしまうケースです。
納期より早めに仕事を終わらせる心がけは重要ですが、仕事にミスがあっては何の意味もありません。評価が上がるどころが、逆に注意力のない人物として白い目で見ることになってしまいます。
「イラッ」度 ★★★★☆ 難しい仕事に対し「分からない」としか言わない
新人にとっては全ての仕事が初体験であり、自分の能力ではこなせないことも少なくありません。
困難に直面した時、まずは自分で調べる努力が大切です。
「イラッ」度 ★★★★★ 逆に「分からない」とすら言わない
最も厄介なのは、自分の能力を越えた仕事であっても助けを求めない新人です。
大丈夫かと尋ねても、「やれます」「出来ます」とやる気ばかりが先行するのは問題であり、それは熱意ではなくただの無責任と言えるでしょう。
納期近くになってギブアップを出されても、その仕事をフォローするのは周りの人間になるので、自分の能力を過信させないことが重要です。
新人に最初に教えるべきポイントは
今回挙げたケースは、どれも社会人として常識的なポイントですが、いきなりすべてを新人がクリアするのは難しいことかも知れません。
そんな新人に最初に教えるべきは、「報連相」の徹底です。
何かが起これば報告する、メールは必ず確認し連絡する、わからないことは相談する。
新入社員の未熟さに腹を立てたときは、かつての自分を思い返してみましょう。
そうすれば、きっと根気を持って優しく教えることが出来るようになると思いますよ。