ブラック企業への就職を避けるには、どんな点を調べるべきでしょうか。代表的なのは「平均残業時間」や「有給消化率」ですが、もう一つ、押さえておくべきポイントがあります。
それは、「離職率」です。
どんなに求人票に好条件が書かれていたとしても、次々に社員が辞めていく職場には、間違いなく裏があることでしょう。そんな会社が掲げがちな業務方針について、いくつかピックアップしてみたので、ご覧になってみてください。

役職者が営業出身者ばかり

開発職の社員と比較し、明らかに営業職の昇進が多い企業は要注意です。社長が「営業成績=会社への貢献」という単純な評価しかしていない可能性が高く、開発職は日陰者になりがちです。
こういった会社の営業職は、「仕事さえ取ってくれば後は何でも構わない」と、いわゆるデスマーチ的な仕事ばかり取ってくることも考えられます。休みもなく、家に帰っても寝るだけの生活など、すぐに破綻することになるのは間違いありません。

逆に有休消化率が極めて高い

求人票に記載された有休消化率が100%近い数字の場合は、逆に警戒した方がいいかも知れません。夏休みや年末年始、祝日などを有給での休みにすることで、消化率を稼いでいる可能性があります。
他にも、有給は自由に取れるものの、代わりに休日出勤を命じられ、実質振替休暇の扱いにしてしまうような、酷い手段を取っている企業もあります。年間休日日数を確認し、ワークライフバランスが整っているかを調べましょう。

納品後サポートも業務に含んでいる

「プロジェクト完了後も自分の案件に関われる!」という求人を見たことはないでしょうか。こうしたプロジェクトは、まるで一つの業務だけを専門に扱っているようなイメージがありますが、これは保守チームが存在しないだけ、というケースがあります。
この場合、プロジェクトの運用・保守を納品後も自分で行うことになるのですが、それと並行して新しい案件も次々にやらなくてはなりません。
長く働けば働くだけ仕事がどんどん増えていくので、体調を崩す恐れがあります。

就職サイトやエージェントを活用しよう

就職や転職を考える人たちは、まず求人票を見ることになるでしょうが、そこに書かれていることは表面的な、企業が出している情報でしかないことを忘れてはいけません。就職サイトの口コミや転職エージェントなどを活用し、現場の生の情報を多角的に集めましょう。
色々な企業を比較すれば、その中の違和感というものが分かるようになるはずです。
せっかく就職してもすぐに退職にならないよう、しっかりと情報収集に励んでみてください。

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