Excelで利用できるプログラム言語と言えば、VBAです。エクセルのシステムと直接リンクしたコーディングが可能で、工夫次第でいくらでも便利なツールを作ることが出来るのです。
このVBAは非常に汎用性が高いので、転職を考えるSEの方は、是非とも覚えておきましょう。職を探す時はもちろん、再就職後だって、必ず役に立ちますよ。
今回は、そんなVBAのメリットについて、ご紹介していきます。
大抵の現場で役に立つ!
VBAの最大の利点は、大抵の現場で役立てることが出来るという点です。今のご時世、エクセルを利用していない企業なんてそうそうありません。VisualStudioのような開発ツールと違い、改めて環境構築をする必要がないため、VBAのスキルが腐ってしまうことはまずないのです。
求人の条件の一つをクリアできる!
求人の条件の一つにVBAのスキルが記載されていることがあります。特に社内SEの求人の中には、業務のほとんどをVBAで賄っているケースがあるため、人気の求人に対して有利な武器にすることができるのです。
手軽に高評価を得ることができる!
SEの仕事と言われて真っ先にイメージされるのはプログラミングですが、それ以外にも資料作成やデータ作成など、様々な雑用があります。そんな雑用作業も、VBAを扱うことができれば、効率的に行い、上司からの評価を得ることが出来るようになるのです。
マクロ登録機能が便利!
他のプログラム言語にはないVBAの利点の一つが、マクロの自動登録機能があるという点です。記録ボタンを押した後、手でエクセルを操作すると、その操作がそのままソースコードとして記録されるのです。この機能を使うことで、スキル不足の人でも簡単に難しい処理を作ることが出来るのです。
個人の利用でも役に立つ!
転職の際の利点とは少し違いますが、個人で利用するツールを作ることが出来るというのも、VBAの魅力の一つです。筆者の場合、PCに撮りためた写真をNASと連携させる同期ソフトや、特定のウェブサイトの記事を自動取得するリストなどを作り、プライベートにかなり活用させています。
メインの言語としてはやや寂しいか
ここまで挙げたようにVBAは非常に便利な言語ですが、大規模なデータを処理したり、全国の店舗とクラウド通信させるようなプログラムには向いていません。
小規模な機能に向いた言語だという点、それが最大の特徴であり、弱点でもあるのです。
そのため、VBAさえあれば武器になる、というものではありません。あくまでサブの言語として一際光る、そんな脇差のような言語であることを覚えておいてくださいね。