SEは個人情報や会社の機密情報など、様々なデリケートな情報を扱います。
社員の一人一人がセキュリティ対策を熟知していることが当然ですが、特にそれを意識しなければならないのは、契約社員や派遣社員などの方々です。
違う現場を渡り歩いて作業をするので、その都度ルールを覚えなおさなければならないのは、なかなかの手間ですよね。
ですが、どの現場でも共通する基本的なルールは存在します。まずはそのルールだけでも完璧に覚えておくと、スムーズに仕事に入ることが出来るようになりますよ。
プロジェクトの情報を外部に持ち出さない
現場で得たクライアントの情報は、設計書から実データまで、何もかもが機密情報です。
会議の資料などの書類、業務内容をメモしたノート、データの入ったメディアなど、一つでも外部に漏れてしまうと大問題になってしまいます。
特にノートはうっかり外に持ち出してしまいがちなものですので、気を付けなければなりません。
書類の盗み見を防止する
資料や書類を外部に持ち出さないのは当然のことですが、その他にも、清掃業者などの部外者に盗み見されないようにすることが大切です。
対策としては、机の上に置きっぱなしにしないようにするほか、書類はシュレッダーや既定のダストボックスで処分する、印刷物はすぐに回収するなど、とにかく書類を自分の管理から手離さないことが有効です。
無許可で記録メディアを持ち込まない
USBメモリーなどの持ち込みは論外として、気を付けるべきはそれだけではありません。
スマートホンやタブレット、MP3プレイヤーなども記録媒体の一種なので、許可なく持ち込むことはセキュリティ違反とみなされます。
また、許可を得たメディアであったとしても、使用には細心の注意が必要です。
例えばスマートホンの場合、現場への持ち込みは許可されたとしても、パソコンからUSB接続での充電は禁止しているケースがほとんどですので、使用方法についても気を付けましょう。
社内のセキュリティ管理者を理解しておく
ウイルスに感染した場合の連絡先、貸与された機器の管理者などをあらかじめ確認し、セキュリティ違反が起きた時にすぐ報告ができるようにしておきましょう。
この時、スマートホンをなくした場合に備え、電話番号はノートなどの別媒体に書き記しておくことをお勧めします。
現場ルールに気を付けよう
ここまで5つのルールを挙げましたが、これらはどれも本当に基本的なルールです。
現場によってはこれ以上に厳重なルールを課しているところもあることでしょう。
時には他で聞いたこともない、思いもよらないルールを設けているところもあるので、新しい現場に配属になった際は、まず真っ先にセキュリティルールの確認をすると良いですよ。