新入社員の方々、あるいは派遣社員の方々にとって、新たな職場ほど緊張するものはありませんよね。同僚はどんな人たちなのか、どんな仕事をするのか、残業は厳しいのか……などなど、考え始めたらキリがないでしょう。
特に注意しなければならないのは、セキュリティルールです。情報漏洩やそれに準ずるルール違反など起こしてしまったら、大問題です。
まずはどの現場でも共通するルールを、初入場前に覚えておきましょう。
インターネットに最大の注意を払う
最も情報漏洩の温床となるのは、やはり何と言ってもインターネットです。怪しいサイトにアクセスしないのはもちろんのこと、インターネットの利用は必要最低限に留め、ウイルスをダウンロードしてしまう危険から身を守りましょう。
また、ヤフーなど個人のアカウントへのログインや、掲示板への書き込み、ファイルのアップロードなども原則として厳禁です。
もし必要なケースが発生した場合は、必ず上長へ相談し、許可をもらってから行うようにしましょう。
パスワードの変更ルールを確認しておく
ネットワークへの接続有無を問わず、パスワードの定期的な変更をルールに設けている会社は多く存在します。変更ルールはそれぞれの企業で必ず独自のものがあるため、セキュリティ責任者に確認し、従わなければなりません。
ただし、最近は「定期的なパスワード変更は古い!」という意見もあります。
定期的にパスワードを変更しなければならない場合、逆に簡単なパスワードを設定しがちになり、かえってセキュリティ強度が下がってしまうことから生まれた論説のようです。
短いパスワードを定期的に変更するか、長く複雑なパスワードを一つ使うか、必ず確認するようにしましょう。
メールのトラップや誤送信を警戒する
最近ではビジネスメールによる詐欺事件も多くなってきているため、メールに対しても最大の注意を払わなければなりません。
安全だと確信できないメールは展開してはならないのはもちろんのこと、添付されたファイルやリンクへ不用意にアクセスすることも厳禁です。
また、同姓同名の宛先への誤送信や、添付ファイルへのパスワード付与忘れなどについても、必ず指差し確認を行い、つまらないミスを行わないようにしましょう。
企業独自ルールもあるので、油断は禁物
上記の3例は一般的なものであり、ほとんどの企業で採用されているルールですが、中には特殊なルールを設けている企業も存在します。これらのルールを覚えたとしても、油断せず、企業それぞれのルールについても読み込まなければなりません。
セキュリティ事故は、周囲からの信用を失ってしまう、大変な事態です。必ず起こさないように、細心の注意を払いましょう。