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「社内SEってよく聞くけど、本当はよくわかっていない」
「SIerで働くより、もっと休日が取れるの?」
「SIerからそろそろ転職したいな」
そう思ったことが一度はあるのではないでしょうか。確かに社内SEは経験のない人からすれば、何をしているのかわかりませんよね。もっと言えば、わざわざ転職するメリットやデメリットもよくわからないはずです。
そこで今回は、社内SEの基本やメリットデメリットについてご紹介したいと思います。
社内SEとは
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社内SEについて、どのような印象を持っていますか?
1番多い印象は、ずばり「SIerよりは楽な仕事」ではないでしょうか。
社内SEとはその言葉通り、メーカー、銀行、病院などの社内ネットワークの管理部門のことを指します。その仕事内容は多岐にわたり、システム開発、社内システムの保守運用、社内のパソコン教育やヘルプデスクのような仕事までこなします。
SIerであれば、システムの構築に全力を注ぐところですが、社内SEは開発よりもIT全般を対応する部門ということになります。
社内SEのメリットデメリット
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社内SEは厳しい納期の追われることがないため、定時退社・自由な有給消化など様々なメリットがあるように感じます。しかし、実態はどうなのでしょうか?ここではそのメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
メリット1. クライアントがいない
社内SEになるメリットの一つ目は、クライアントがいないということです。
基本的には社内ネットワークの調整や保守などを担当するため、クライアントはいません。その分、社内の人たちからの依頼に対応しなければいけませんが、SIerのようにクライアントから罵声を浴びるということはほとんどないと言えます。
メリット2. プレッシャーが少ない
クライアントがいないため、厳しい納期の設定がありません。
おそらくSIerで働いている方は、厳しい納期にさらされながら休みもとれないのではないでしょうか。社内SEに転職すれば、休みの自由は融通が利くようになります。なぜなら、メーカーや金融機関の社員と同じように休みを取ることができるからです。例えば、自動車メーカーや部品メーカーを参考にしてみます。
自動車業界は、大手メーカーに合わせて休みやボーナスが決まるようになっています。そして、基本的に夏休み、ゴールデンウィーク、冬休みはそれぞれ10日前後の休みを取ることができます。10連休なんてなかなかとることはできませんよね?今まで厳しかった長期連休も社内SEになることで、夢ではなくなります。
メリット3. 上流工程で働ける
やりがいの部分でいえば、上流工程で働けるということが言えます。
どんな大手のSIerだったとしても、外注もしくは下請けです。社内SEになれば、発注側になるので、SIerに仕事を出すという立場になります。今までとは全く逆の立場ですよね。上流工程に関わりたいという人にはぴったりの仕事です。
デメリット1. 技術力がつかない
社内SEに転職すると、もちろんデメリットもあります。
一つ目のデメリットは、技術力がつかないということ。社内SEは、基本的にプログラミンをすることはありません。中小企業に転職した場合、アクセスを使って簡単なプログラムを作ることはありますが、大規模なシステムに関わることはないです。
その結果何が起こるかというと、新しい技術が全く身につかなくなります。もしあなたがばりばりとキャリアを積み上げたいということであれば、社内SEは向いていないかもしれません。
デメリット2. 社内で評価が低い
社内SEが転職してから意外と苦しむのが、社内での立場です。
例えばメーカーの場合、営業や設計、製造に注目が集まりますが、情報システムは日陰の存在です。今までバリバリ働いてきて注目を集めてきた人たちなら、社内SEの低い評価に耐えられるかわかりません。すべての職場がそうというわけではありませんが、そういう職場もあるということを頭の片隅に置いておいてください。
デメリット3. やりがいを感じない
「技術力がつかない」「社内の評価が低い」と感じれば、やりがいを感じにくくなります。
頑張ろうと思っても、新人のPCの設定やサーバーの保守運用などしか仕事がありません。もちろん人の役には立つ仕事ですが、SIerで働いていた人からすれば少し物足りなさを感じるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
このように社内SEに転職するとメリットもデメリットも享受することになります。
もしあなたが、ワークライフバランスをとにかく重視したいということであれば、社内SEにすぐにでも転職するべきでしょう。
一方、バリバリとプログラミングの道に進みたいという人は、一旦冷静に考えてみた方が良さそうです。
たまに、金融関係でバリバリとプログラミングができる求人も出てきますので、社内SEでありながら最前線で働ける仕事を見つけられる可能性もあります。
社内SEを目指す方は、今回ご紹介した内容を参考にしていただけれと思います。