SEは理系? それとも文系? という論争は昔からありますよね。

それくらいSE業界は人材の宝庫だという証左と言えますが、その中には根っからの研究畑の方もいらっしゃいます。

そんな方は、クライアントの仕事を請けるうちに、触発されて自分も研究に関わりたい、IT技術の研究に没頭したいと考えたくなることでしょう

研究職への転職は、果たして難しいのでしょうか?

転職を成功させるために必要なポイントについて、まとめました。

 

研究職での業務とは?

IT技術の研究職では、最新技術を利用した企業への貢献が主な仕事です。

例えば「人工知能を開発して既存の製品に搭載し、革命的なバージョンアップに貢献する」といった業務などは分かりやすいのではないでしょうか。

お掃除ロボットの中でも、個々の部屋の特徴を記憶し効率化するタイプのものがありますが、それもこうした研究職から生まれた商品の一つと言えるでしょう。

この業務では、日々の情報収集が必須です。

IT系の雑誌の購読や、技術講習会などにも積極的に参加し、知見を広めて仕事に還元していかなければなりません。

スキルアップしていくことに喜びを見出せる人には、非常に向いた職業だと言えますね。

 

研究職でのSEスキルの活かし方

前職がSEだったとしても、そのスキルが役に立つことはなかなかないでしょう。

その理由は「必要ない」のではなく、全くの逆、「一般企業で培える程度の技術はあって当たり前」だからです。

 

研究職の目的は最先端の技術を研究し発展させていくことですから、これは当然のことですね。

逆に一般企業では役に立てられない、オーバースペック気味のスキルを持っている人にこそ、研究職はもってこい職業です。

ただし、技術力ではなく別のスキル、例えばコミュニケーション能力や、効率的に疑問点を調べる調査力のようなものを磨いている人は、そうした能力を活かすことができます。

 

研究職に転職するためのポイント

転職を志す場合は、常に最新技術を調査し、熟知するように努めましょう。

面接では必ず最新のIT業界の動向などを聞かれるので、深い知識がなければなりません。

もし面接官を唸らせるほどの知識を披露出来たなら、グッと採用に近づくことができるでしょう。日々アンテナを張り巡らせ、情報収集に努めるようにしてください。

また、それまでの経歴も重要です。

もしも前職で流行りの技術を担当していたのであれば、積極的にアピールしましょう。

例えばこの記事を執筆している2018年現在であれば、VR関連、AI関連、ドローン関連などのプロジェクトは、高評価に繋がりやすいのではないでしょうか。

 

最大の敵は「応募条件」である可能性も

ここまで転職に役立つスキルや有利になるポイントをご紹介しましたが、研究職の求人では、応募条件において厳しい制限がある場合があります。

それは、「理系大学卒業」「大学院卒業」などの経歴です。

どんなにスキルや知識があったとしても、これらの経歴で応募できないのは悔しいですよね。企業側は「理系大学卒なら最低限の知識は見込めるだろう」という判断をしているのでしょうから、理不尽とも言い難いのが辛いところです。

もちろん、それらの条件を掲げていない企業も沢山あります。

文系出身者の方も諦めず、自分の夢とスキルアップのために、全力で転職に臨んでくださいね。

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