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技術と営業の中間地点に立つセールスエンジニア。クライアントと社内を調整するスペシャリストとして、今注目を集めている職種です。SEでもなければ、営業でもないセールスエンジニアの給料や仕事内容、やりがいといった内容をここではご紹介したいと思います。
セールスエンジニアとは?
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最近、徐々に聞くようになってきたセールスエンジニア。一体どんな仕事をしているのでしょうか?
私の友人がちょうどセールスエンジニアをしているので、彼の話も混ぜながら、ご紹介させていただきます。
まず、セールスエンジニアとは、営業と技術どちらも把握した人であること。いきなり、セールスエンジニアなれるかというと、決してそうではなく、技術畑出身であるSEからセールスエンジニアになる人が多いです。
実際、私の友人もセールスエンジニアになる前は、SEとしてプログラムを書いたり、ディレクションをしたりしていました。そこから、もっとクライアントと近い位置で仕事をしたいという理由で、セールスエンジニアに転職。今は、クライアントと社内の技術者の間に入り仕事をしています。
よく営業職と勘違いされることがありますが、職種としては全くの別物。営業は売上をあげるために仕事をしていますが、セールスエンジニアはどちらかというと、クライアントの悩みを具体化して、システムで解決するための方法を提示する人。
最近の営業職は、技術やプログラミングについてよくわかっていないため、クライアントから言われたことを技術職に伝えるだけの仕事になっています。クライアントのことも、技術のこともわかっていないため、トラブルになりやすく、技術者からすれば「営業なんていらない」と言われてることも…。
そんな状況だからこそ、技術のことを理解しているセールスエンジニアが今求められているのです。
どんな人がセールスエンジニアになるの?
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セールスエンジニアになる人は、SEや技術畑出身の人がほとんどです。最低でも2〜3年以上の技術者としてのキャリアがあり、さらにクライアントと話ができることが条件です。
技術者のなかには、クライアントと話すのが苦手な人がいます。というよりも、コミュニケーションが苦手な人がいることが多く、これは日本だけではなく、世界中でよく言われていること。
セールスエンジニアに求められるスキルは、「技術への理解」と「調整力」であるため、人と会話するのが苦手という人にはあまり向いていません。
セールスエンジニアの給料とやりがい
セールスエンジニアは、どの会社でも人が足りていません。技術者は、根っからの技術者であるため、営業というキャリアに一歩踏み出せないからです。さらに、営業がクライアントや技術者からいろいろと愚痴を言われているのを見ている人が多いため、「こんなに色々言われるのは無理」だと最初からキャリアパスとして考えていない人が多いことも原因の1つです。
だからこそ、少しでも興味のある人にはチャンスなのです。
社会が求めている人材にもかかわらず、なかなかなり手がいないのです。こんな状況だからこそ、キャリアパスとしてセールスエンジニアを考えてみるのもいいと思います。
実際、私の友人は、社会的な需要が多いこともあり転職に踏み切りました。もともと、SEとして500万円ほどの給料をもらっていましたが、転職してセールスエンジニアになったことにより700万円になったと言っていました。嘘のような話ですが、これは本当の話です。
さらに、友人が転職を決めた理由は、SEとしてのキャリアには限界があるということ。SEとして働いている人ならわかると思いますが、何十年もできる仕事ではありません。
SEは頭も使いますし、何より時代の流れが早い。そのため、どれだけ頑張っても40〜50代になれば、20〜30代には叶わないのです。つまり、クビになったり、社内で肩身が狭くなったりするということ。
もちろん仕事ができる人なら、ディレクションを行う立場になっていることでしょう。でも、すべての人がそうなれるわけではありません。SEは競争が激しいですから。
それを避けて、より戦いやすい場所に行くべきことが、今後生き残って行くためのキャリアパスです。
もし、セールスエンジニアの仕事や転職情報に興味があるという人は、転職エージェントに登録してみることをおすすめします。
転職エージェントは、求人情報を持っている人たち。一度登録すれば、無料で、しかも転職についてアドバイスしてくれます。セールスエンジニアに興味を持ち始めた人は、まず登録して話を聞いてみるとより具体的にイメージできるはずです。
まとめ
セールスエンジニアの需要は、年々上がってきています。クライアントと良質なコミュニケーションを取るためにも、セールスエンジニアの求人数は今後も増えていくことでしょう。
もし、SEとしてのキャリアに限界を感じていたり、SEのキャリアを生かして別のことをしたりしたいと思っているのであれば、セールスエンジニアとしてキャリアを始めてみてはいかがでしょうか。