新入社員、特に大学を卒業したばかりの新入社員の方々は、時には驚くような行動をしてしまうことがあります。
こんなことを言うと「近頃の若い者は」なんてフレーズを使う頭の固い人のように思われそうですが、中にはどう教育すれば良いか分からない、本当に困ってしまう新入社員もいますよね。
今回は、そんな思わずウンザリしてしまう新人の特徴と、その教育方針について考えてみましょう。

敬語を使わない・使えない


ビジネスの場では、敬語は最低限の必須技能です。上司や先輩にはもちろんのこと、お客さんに失礼な態度を取るなんてもってのほかなのですが、学生時代のノリが抜けず、タメ口や冗談を飛ばす人も少なくありません。
学生生活でも、教師に対して同じような態度で過ごしてきたのだろうかと疑問になりますが、しかしこうした新人の場合、「敬語を使えない」のではなく、「敬語を使うべきシーンが分からない」という可能性があります。
クライアントの前へと一人立ちさせる前に、ビジネスマナー研修などに出席させておくと、自分でも気づかない粗を修正できるので、是非活用してみてください。

メモを取る習慣がない

新人の行動の中で特にイライラさせられるのは、何度も同じ質問をされることです。それも「仕事を覚えられない」のが原因であればまだ良いのですが、「メモを取らない」ことが理由の場合は本当にウンザリしてしまいます。
クライアントの前に出し、前回の打ち合わせで話したことを何も記録していなかったらと考えると、ゾッとしてしまいますよね。
そうしたことを起こさないために、新人のうちにどんな内容でもメモを取るよう徹底させて、習慣づけをさせましょう。

想定外の事態に弱すぎる

仕事にまだ慣れないうちは、どんな簡単な内容の仕事だとしても身構えてしまい、ハードルが高く感じてしまうものです。
緊張感を持って仕事に臨むことは悪い事ではありませんが、真面目過ぎる新人には注意しなければなりません。仕事の内容が少しでも理解できないと、過剰に焦ってしまい、パニックを起こしてしまうことがあるのです。
そうなってしまうと、もはや立ち直ることは難しいでしょう。「分からないから焦り」「焦るからより分からなくなる」という悪循環に陥ってしまいます。時には自分への情けなさで泣いてしまうこともあるかも知れません。
しかし厳しい言い方になりますが、こうした行動はクライアントの前では絶対にNGです。大きなお金が絡む契約の場では、担当者の経験の乏しさなど言い訳になりません。話の内容を理解が出来ないのであれば、なおさら冷静になり、根気よく話を聞くことが大切です。
真面目で責任感のある新人には、こうした話を良く言い聞かせ、どんな時も冷静に対処するよう伝えると良いでしょう。

社会人の「あるべき姿」を伝えることが大切

上記で挙げたような失敗は、大抵の場合、社会経験の乏しさから来ることが殆どです。それは誰もが通ってきた道であり、最初から完璧である人なんてそうそういません。
大切なのは、ビジネスの場ではどのように振舞うべきかということを、時には態度で、時には直接口頭で、先輩や上司がしっかりと示すことです。
新人と接する際は、以上のことを念頭に置いた上で、根気よく丁寧に仕事を教えてあげてくださいね。

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