「勤怠管理」は企業と従業員、どちらもが意識しなければならない重要な業務です。これを怠ると給与の支払いに直接影響するため、正確・迅速に計算されることが求められるのですが、以前はタイムカードを使っている企業も多く、事務作業を行う社員の負担は相当なものでした。
近年、それに代わるように台頭してきたのが、「勤怠管理システム」です。日々の打刻がそのまま月次の勤怠時間として計算されるので、管理の手間が大幅に激減し、生産性を向上させることが出来るようになりました。
使い勝手の良いシステムを作るには優れた技術力が必要になりますが、さて、どんな企業がそうしたシステムを作っているのでしょうか。
今回は、IT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」様から、勤怠・就業管理システムランキングの12位~14位までを抜粋し、それらを開発した企業について、ご紹介していきましょう。
12位:iビジネスパートナーズ
【企業データ】
・創立年 :2009年04月01日
・資本金 :6,000万円
・従業員数 :118人(計測年月日不明)
・本社所在地 :千葉県千葉市美浜区中瀬二丁目6番地1 WBGマリブウエスト17階
【勤怠システムデータ】
・システム名 :KING OF TIME
・提供形態 :クラウド
・対象規模 :制限なし
・セールスポイント(ランキング掲載情報から抜粋)
# 業界シェアNo.1の勤怠管理システムです
# 手間を掛けずに勤怠管理、勤務シフト作成が可能です
# 専任のサポートが運用のサポートをいたします
【業務概要】
勤怠管理システムをはじめ、人事管理・経費管理などのシステムをクラウドサービスとして開発しています。その他にも外部システムとの連携も行う決算受託サービスや、給与受託サービスも行っており、幅広い顧客を対象に業務を展開しています。
【口コミ情報】
残念ながら口コミ情報を見つけることが出来ませんでしたので、採用情報のページから、筆者独自の目線で分析してみたいと思います。
この企業のポイントとして一番目を引くのは、研修制度の充実さです。新人研修ではプログラムはもちろんのこと、ビジネスマナーや書類作成などの一般教養を学ぶことが出来、その他にも通信教育講座、社内外の講習の参加などを推奨しているため、スキルアップしていきたい方にもってこいの企業だと言えそうです。
13位:ネオレックス
【企業データ】
・創立年 :1987年06月
・資本金 :5,000万円
・従業員数 :非公開
・本社所在地 :名古屋市熱田区伝馬1-4-25 ネオレックスビル
【勤怠システムデータ】
・システム名 :バイバイタイムカード
・提供形態 :クラウド
・対象規模 :1,000名以上
・セールスポイント(ランキング掲載情報から抜粋)
# 選択自由!iPad、スマホ、パソコン等多種多様なタイムレコーダー
# 実現します!柔軟なカスタマイズで独自ルールやニーズへも対応
# 失敗しません!専任コンサルタントによる調査・設定導入・運用
【業務概要】
クラウドやiPadを用いた勤怠管理システムに特化しており、使用する企業の業務形態に応じてフレキシブルにシステムを提供することが出来ます。またその他にも、MyStatsという自分の活動の記録・分析ツールの開発も行っており、様々な角度での管理が可能になります。
【口コミ情報】
こちらの企業も、残念ながら口コミ情報を見つけることが出来ませんでした。そのため、筆者独自の目線での分析となります。
ネオレックス社は「勤怠管理システム」という一つのシステムを柱に据えているため、高い業務知識を持っています。実績とノウハウに裏打ちされたシステムは、高水準であることは間違いなく、やりがいを持って仕事に打ち込むことが出来るでしょう。
14位:庚伸
【企業データ】
・創立年 :1999年01月
・資本金 :3,597万円
・従業員数 :非公開
・本社所在地 :東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビルディング3F
【勤怠システムデータ】
・システム名 :Dr.オフィスLookJOB2
・提供形態 :クラウド
・対象規模 :制限なし
・セールスポイント(ランキング掲載情報から抜粋)
# 働き方改革関連法案に対応。注意すべき勤怠状況を素早く把握可能
# いつでもどこでも有給の申請・承認が可能。外出先でも処理が簡単!
# 利用しなくなったアカウントを削除せず永久的に保持し続けられる
【業務概要】
勤怠管理システムのほか、防災設備点検、販売管理、PCA会計など様々なシステム開発を手掛けています。その他にもオフィスの内装やデザイン、OA機器などを提案するオフィスソリューションなどを展開しており、多くのニーズに対応しています。
【口コミ情報】
商品の幅が広い、しっかり細かい評価制度が用意されているなどの好意的な評価が多く見られました。また、基本的に早く帰る文化が根付いているため、若手でもあまり残業することはありませんが、土曜出社が求められることもあり、その点をマイナスと挙げている方もいらっしゃるようでした。
業務特化した企業に注目
今回ご紹介した企業で目を引くのは、13位のネオレックス社です。勤怠管理に特化して業務展開を行っているため、業務知識やノウハウが豊富にあることは間違いありません。複雑な勤怠管理システムを作る上で、それらは何にも勝る武器になります。
専門性の高いシステム作りをしたい方は、そうした面にも目を向け、転職先の企業を選んでみましょう。