「勤怠管理」は企業と従業員、どちらもが意識しなければならない重要な業務です。これを怠ると給与の支払いに直接影響するため、正確・迅速に計算されることが求められるのですが、以前はタイムカードを使っている企業も多く、事務作業を行う社員の負担は相当なものでした。
近年、それに代わるように台頭してきたのが、「勤怠管理システム」です。日々の打刻がそのまま月次の勤怠時間として計算されるので、管理の手間が大幅に激減し、生産性を向上させることが出来るようになりました。
使い勝手の良いシステムを作るには優れた技術力が必要になりますが、さて、どんな企業がそうしたシステムを作っているのでしょうか。
今回は、IT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」様から、勤怠・就業管理システムランキングの9位~11位までを抜粋し、それらを開発した企業について、ご紹介していきましょう。

9位:HOYA

【企業データ】
・創立年 :1941年11月01日
・資本金 :6,264,201,967円
・従業員数 :連結:36,795人(計測年月日不明)
・本社所在地 :東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル 20F
【勤怠システムデータ】
・システム名 :kinnosuke(キンノスケ)
・提供形態 :クラウド
・対象規模 :250名以上
・セールスポイント(ランキング掲載情報から抜粋)
# 導入コンサルタントが相談~設定代行まで。100名~クラウド勤怠
# 自社の就業規則に応じた設定の代行をフルサポート
# 提案型アラート等、勤怠管理を便利にする機能目白押し
【業務概要】
メガネやレンズ、医療用内視鏡などの製品を主軸に据えつつ、IT関連のシステム提供も行っている、面白い企業です。勤怠管理システムのほかにも、業務システムや音声合成ソフトウェアの開発も手掛けています。

【口コミ情報】
年間休日が多い、産休や育休などの制度がしっかりあるなど、ワークライフバランスについては上々のようです。その他には、男女間でも区別なく、細かく評価してもらえる環境について、評価するコメントが多く見られました。

10位:KYODOU

【企業データ】
・創立年 :1995年12月
・資本金 :非公開
・従業員数 :150人(計測年月日不明)
・本社所在地 :東京都千代田区丸の内 2-4-1 丸の内ビルディング 9階
【勤怠システムデータ】
・システム名 :ShiftMAX
・提供形態 :クラウド
・対象規模 :100名以上
・セールスポイント(ランキング掲載情報から抜粋)
# クラウド型なのにお客様ごとにサーバを立てるプライベート方式!
# プライベートだから御社のルールに合わせてフルアレンジ可能!
# 規模による大人数・多拠点・複雑なルールに対応可。無料診断OK
【業務概要】
勤怠管理システム一本で業績を上げている、他にはない特徴を持った企業です。ホームページ上では、システムの詳細を事細かに確認することが出来、この企業に入社した際、自分がどのような業務に携わるのかをハッキリとイメージすることが出来るでしょう。
【口コミ情報】
残念ながらこの企業の口コミを見つけることは出来ませんでしたので、筆者独自の視点からこの企業を分析してみたいと思います。
13位のネオレックス社でも同様の分析を行いましたが、やはりこの企業の特徴は、勤怠システム一本に絞った特化性です。しかも、ホームページでシステムの詳細を確認することが出来るので、どのくらいの技術力を持つ企業なのか、容易に想像出来る点が良いですね。

11位:三菱電機ITソリューションズ


【企業データ】
・創立年 :1973年12月06日
・資本金 :10億円
・従業員数 :1,047人(計測年月日不明)
・本社所在地 :東京都中野区本町1-32-2 (ハーモニータワー 16階・25階・26階
【勤怠システムデータ】
・システム名 :ALIVE SOLUTION TA
・提供形態 :パッケージ
・対象規模 :100名以上
・セールスポイント(ランキング掲載情報から抜粋)
# 客観的時間による労働時間の管理を実現
# システムにちりばめた気づき機能でセルフケア・ラインケアを実現
# 遵法管理表により、企業の労務管理をサポート
【業務概要】
多くの業務系システムを手掛けていますが、その中でも勤怠、販売、会計、給与など、金銭に関するシステムを主力製品としているようです。その他にも製造業向け、調剤薬局向けソリューションなども展開しており、幅広い業界に向けて業務を行っています。
【口コミ情報】
三菱ブランドという企業力、長年の積み重ねによる業務系のノウハウを調書として挙げるコメントが多く見られました。また、育休や産休制度はしっかりと完備されており、子育てをしたい方にもオススメの企業のようです。

豊富なカスタマイズがポイント

勤怠管理は企業によって独自のルールを採用しているところが多く、例えば有休付与の仕組み一つとっても、全く同じ運用をしている企業は稀です。そのためシステム化においては非常に複雑なカスタマイズを要求されることが多く、そこにどれだけ対応出来るが、という点がシステムの優劣を測るポイントとなるのです。
今回ご紹介したシステムは、どれもそのカスタマイズ幅が多く、特にShiftMAXはクラウドでありながら、設定のみでかなりの勤怠ルールに対応出来るよう作られているようです。
自分のスキルを高めていきたい人は、そう言った点から読み取れる技術力を調べてから転職先を探してみるのも良いかも知れませんね。

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