プログラミングスキルは働き方の自由度を高めるもので、女性にとってもおすすめできるスキルです。家にいながらも仕事ができるので、たとえば子育てと並行して受託開発するようなこともできます。

このようにスキルアップすれば自由度が高まるのですが、最初から個人で仕事をするのは難しいためまずは会社員としてSEになりたい、といった女性も多いでしょう。または、会社で働ける限りは会社員として働き、会社に行けない事情ができた場合に独立しようと考えている女性もいるかもしれません。

いずれにしてもプログラミングスキルを含むITスキルを高めることで将来的な選択肢が増えていくのです。そのためまずは会社員としてSEになりたいのですが、転職を成功させるためにはいくつかポイントがあります。

このページでは、SE職を目指す女性が転職活動を成功させるポイントについて紹介していきます。とはいえ男女でそれほど差があるわけではないので、基本的には男女共通です。

技術の勉強をしてアピールする


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SIerの場合技術的なハードルはそこまで高くないのですが、基本的な知識がまったくないと採用側も躊躇します。現時点でのスキルがあった方が即戦力になるという理由もありますが、それよりも重要な理由があります。

それは、せっかく採用したのにプログラミングが面白くない、勉強するのが辛い、といった状況になってしまうかもしれないからです。能力的なことはさておき、プログラミングはかなり好き嫌いの分かれる作業です。

プログラミングが楽しいと感じる人は自発的に勉強してどんどん上達しますが、逆にプログラミングがつまらないと感じたら仕事として継続するのは困難です。せっかく採用したのにプログラミングが嫌いという理由で辞められると企業としては大きな損失になるので、プログラミング経験のある人を採用したいと思うのです。

「入社前にちょっとくらい勉強しても役に立たない」「入社後勉強すればいいや」といった気持もあるかもしれませんが、自分でプログラミングを試してみて、人事に対して自分がプログラミングが好きだということを伝えるのが重要です。

プログラミング未経験の方は特に自分で勉強しておくことが重要で、なるべくなら自分で何か作ってみることをおすすめします。そして、それをファイルで持参してみるのも良いでしょう。

プロのエンジニアに見せるほどのクオリティではないと思われるかもしれませんが、たとえクオリティが低くても持参する姿勢は評価されます。「未経験から独学で簡単なシステムを作ってみた」というだけでも新しいことに自分から挑戦し、進化していける人であることを証明できます。

現時点で多少のスキルがあるかどうかよりも今後の成長性に期待されることが多いので、ぜひ勉強していることは積極的にアピールしましょう。もちろんすでに技術力が高い人は即戦力として評価されます。

技術力が低くても勉強してそれをアピールすれば評価につながるということです。

プライベートとの兼ね合いについて聞かれるかもしれない

最近は女性蔑視と言われる可能性があるので減っている質問ではありますが、結婚や出産後のことについて聞かれる可能性もあります。言葉を濁しつつになるかもしれませんが、多かれ少なかれ人事が気になっていることではあるでしょう。

プライベートなことなので深く踏み込んで聞くのは難しいのですが、たとえば入社後すぐに結婚して会社を辞める、既婚者の場合出産準備のために辞める、といった可能性があります。

未経験者に対して成長を期待して採用したものの、研修が終わってすぐに会社を辞められてしまった、といったケースもあり、女性の場合特に警戒される可能性があります。なるべくなら、面接時には長く勤めるスタンスで話しておいた方が良いかもしれません。

最終的にスキルを身に付けたらフリーランス等で自由に働きたい、といった場合でも、最初からそれは口にしない方が良いと思われます。内心はそう思っていても、身に付けた技術は会社のために活かす方向で面接を進めた方が採用にはつながりやすいでしょう。

SIerを狙う


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SEと言っても所属している業界が複数あります。主な業界としては、SIer、Web業界、IT以外の業界の社内SE、などが挙げられるでしょう。このなかで未経験からでも転職しやすいのはSIerです。

理由としては、慢性的な人手不足や業務がマニュアル化されているため比較的誰でも作業しやすいといった理由があります。SIerと言っても大手SIerの転職難易度は高いのですが、中小のSIerなら複数企業に応募すればどこかには受かる可能性が高いです。

労働環境や賃金的に一生中小SIerで働くことをおすすめしているわけではありませんが、ITスキルを高めるために転職するのは良いかと思います。仕事を通じて基礎的なスキルを身に付け、なおかつ自分でも勉強することでより高いITスキルを身に付けることができます。

そうすればWeb業界に再転職しやすく、フリーランスで自由に働くことも可能でしょう。または、SIerである程度経験を積めば社内SEへの転職はそれほど難しくありません。いずれにしても中小SIerで働くことで将来の可能性を広げるスキルが身に付くので、おすすめできる転職になります。

SIerは将来性がない、転職しない方が良い、といった意見もありますが、ある程度的を射た意見なのでしょう。しかし上で説明した通りその後の計画や目標を自分で考えたうえでSIerに転職するのであれば非常におすすめできる手段です。

悪く言えばSIerを利用してステップアップしていくイメージで、決してSIerに骨をうずめることをおすすめしているわけではありません。SIerに人生を捧げるのはどうかと思いますが、利用価値としてはそれなりに高いのではないでしょうか。

上で紹介したポイントを押さえれば転職は難しくありませんし、仮に転職後不満があったとしてもステップアップの一環と考えれば乗り越えられる可能性が高いと思います。

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