大学を卒業し、晴れて社会人になった新入社員の方々は、これからのやる気に満ち溢れていることでしょう。しかし数ヶ月もすると、中には「ここに就職したのは失敗だった」と嘆く人も出てくることかと思います。

でも、だからと言ってすぐに退職届を出すのには抵抗がありますよね。

転職先の面接で「1年も働かずに辞めたのか。根性のないヤツ」なんて思われる可能性を考えると、なかなか退職への足を踏み出せません。

我慢して今の職場に居続けるべきか、それとも見切りをつけるべきか……。

そんな「早く辞めるべきボーダー」がどこにあるのか、検証してみたいと思います。

 

即戦力以外が雑用に回される

仕事は自分で学べ、なんていうのは昔の時代で、今は多くの会社で社内教育制度が充実しています。もちろん求人票にも書いてあることですが、それはあくまで対外的な情報に過ぎません。

実際に会社に入ってみると、教育してもらえるのは「最低限の戦力」を備えた人のみ、という事態が往々にしてあります。

例えば筆者の会社では、大学でプログラムを学んでいた社員は厚遇され、そうでない人は二年たってもろくにプログラムをやらせてもらえない、という事態はザラでした。

自分のスキルアップを望めない職場の場合、早めに離れた方が、今後の自分のためになるでしょう。

 

会社の業績が異様に落ち込んでいる

意気揚々と入社したものの、蓋を開けてみると会社の業績がボロボロだった、という事態も考えられるでしょう。この不況の世の中、一発逆転で這い上がるのは非常に大変なことです。

社長や専務、部長クラスの人たちが以上に慌ただしくしている、あるいは逆に仕事が全くなくて暇な職場は要注意です。

ある日突然倒産、なんてなったら目も当てられません。路頭に迷わないうちに、早めに次の職場に移った方が良いかも知れませんね。

 

明らかにブラック企業の片鱗がある

社内教育もあり、業績も問題ない、そんな職場であっても「辞めるべきボーダー」というのはもちろんあります。

それは、企業としてのブラックさ。社会のルールに則っていない大会社なんて、いくらだって存在します。多かれ少なかれ、企業独自のマイルールはあるものですが、行き過ぎたルールに付き合う必要なんてありませんよね。

代表的なブラック企業の特徴には、以下のようなものが挙げられます。

  • サービス残業を強要される。
  • 残業代は出るが月に百時間超の残業をさせられる。
  • パワハラ、セクハラなどが横行している。
  • 毎年の昇給が目を疑うほど低い。

一つでもこれらの特徴に合致するならば、見切りをつけた方が良いと言えるでしょう。

 

自分の甘えの有無だけは慎重に

過酷な職場であっても頑張ることが美徳、という考えが日本にはありますが、それも度を過ぎれば害悪です。

今後の人生を考えれば、理不尽な職場に勤め続けることには何のメリットもありません。転職するなら早いうちである方が多くの恩恵があるので、それを忘れないでください。

ただし一つ注意しなければならないのは、「辞めたい気持ち」が自分の甘えによるものではないか、ちゃんと考えなければならない、ということです。

大変だから、辛いから……そういう気持ちを持つのは非常に大切なことですが、自分の怠け心に振り回されないよう、気を付けましょう。

 

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