いくら働いても収入が上がらない…と悩んでいるSEも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、SEが年収をアップさせる方法を詳しくご紹介します。今の給料に満足していない方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

SEの平均年収ってどれくらい?

 

そもそも、SEの平均年収はどれくらいなのでしょうか。求人情報・転職サイト「DODA」の「平均年収ランキング2016」によると、SE・プログラマの平均年収は467万円とのことです。

この平均年収をひとつの基準として、現在の自分の年収が低いのか高いのか、一度チェックしてみると良いでしょう。

※DODA 平均年収ランキング2016
https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

 

現在の会社で年収を上げる方法

現在よりも年収を上げたい!と思ったとき、「転職」という選択肢を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし転職活動を始める前に、一度現在の会社の給与体系を確認してみることをおすすめします。もしかすると、転職をしなくても年収を上げることができるかもしれません。

 

昇給に期待する

多くの会社では、年齢や成果、能力などを基準に「昇給」が行われます。

年功序列の会社の場合は、同じ会社に長く勤めていれば、自然と年収が上がっていくでしょう。

一方、成果主義の会社の場合は、社内でしっかりと成果を残すことができれば、その分年収アップが期待できます。

昇給の基準は会社によってさまざまですが、ここで重要なのは「どの程度昇給するのか」ということです。たとえ毎年昇給したとしても、昇給額があまりにも少なければ、現在の会社に留まるメリットはあまりありません。

昇給によって将来どれくらいの年収アップが期待できるのか、早めに確認しておくことが大切です。

 

資格手当や合格報奨金を狙う

会社によっては、資格を取得すると毎月の給料に「資格手当」が上乗せされたり、一時金として「合格報奨金」が支給されたりすることがあります。資格手当や合格報奨金の金額は、資格の難易度によって大きく異なります。

資格手当の場合は5,000円~2万円程度、合格報奨金の場合は2万円~10万円程度支給されることが多いようです。

※Tech総研 人気のIT系資格☆合格したら給与はいくら上がる?

https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000238

資格をひとつ取得しただけでは大きな年収アップにはなりませんが、難易度の高い資格をいくつも取得すれば、かなりの金額になります。特に、一時金ではなく毎月の給料がアップする資格手当は非常にお得です。

現在勤めている会社に資格手当や合格報奨金の制度があれば、ぜひ活用しましょう。これらの制度を活用した上で、転職した方がメリットがあるのか、よく検討してみてください。

 

転職をして年収を上げる方法

現在の会社では昇給も資格手当も期待できない…という場合は、やはり転職をするのがおすすめです。

転職をする際は募集要項に記載してある給料だけに注目しがちですが、その他にもさまざまなチェックポイントがあります。転職することで得られるメリットも大きいですが、同時にリスクもありますので、転職先選びは慎重に行いましょう。

 

上流工程に携われる会社がおすすめ

現在二次請け、三次請け企業で働いている方は、できるだけ上流工程に携われる企業を転職先として選びましょう。

入社時の給料はそれほど変わらなくても、上流工程に携われる一次請け企業の方が、将来的に年収アップを期待できます。

ちなみに上流工程とは、システム開発の全工程のうち、要件定義や設計工程のことを指します。クライアントと交渉しながらシステム全体の仕様を決める重大な仕事ですので、責任が大きく、その分給料も高い傾向にあるのです。SEとして転職する際は、「どの工程から携われるのか」を必ず確認するようにしましょう。

 

給料だけでなく手当等も要チェック

毎月の給料だけでなく、残業手当や住宅手当などの制度面も、しっかりとチェックしておくことが大切です。

基本的に時間外労働をした場合には正当な賃金を支払うことが法律で定められていますが、会社によっては、基本給の中に一定の残業代を含ませておく「みなし残業」制度を取り入れていることもあります。この場合、基本給に残業代が含まれていますので、一定の時間内であれば追加で残業代が支給されることはありません。

SEは特に残業の多い職種ですので、残業代によって収入が大きく変わる可能性もあります。残業の取り扱い方については、事前によく確認しておきましょう。

また、給料は同じでも、住宅手当の有無によって生活費が大きく変わることもあります。多少毎月の給料が上がっても、今まで給付されていた手当が全てなくなると、金銭的に余裕がなくなってしまうかもしれません。給付される手当等も考慮して、転職先を決めるようにしましょう。

 

別職種へキャリアチェンジ

IT関連の別職種へキャリアチェンジする方法もおすすめです。

先ほどSEの平均年収は467万円とご紹介しましたが、同じくDODAのデータによると、社内SEは514万円、ITコンサルタントは627万円となっています。

仕事内容は多少異なりますが、どちらもSEとして培ってきたスキルを活かすことができる職種です。同じ環境ではこれ以上の昇給が望めない…という場合には、思い切って別職種にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

 

まとめ

SEの年収アップ方法を、転職しないパターンと転職するパターンの2つに分けてご紹介しました。

まずは昇給や資格手当等でどれくらい年収が上がるのかを確認し、将来的に年収アップが期待できない場合は、転職活動を始めると良いでしょう。

また、転職先を決める際は入社時の給料だけで判断せず、将来性や手当等もよく確認することが大切です。

自分に合った方法で、年収アップを目指しましょう!

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